スズ子と梅吉が東京で一緒に過ごす一年が経った。梅吉は、夢も目標もなく、ただ酒を嗜むだけの日々を過ごしていた。

日中戦争戦時下で、厳しい規制が敷かれ、スズ子の所属する劇団も警察の指導のもとで、豪華な演目や派手な演出、壮大な演奏を封印せざるを得なかった。

更に、スズ子は歌い方についての厳しい批判を浴び、狭いスペース(三尺四方の中だけ)での歌唱を強いられることになった。

スズ子は自らの芸術表現に悩み、ある日、警察署で信念を貫くりつ子の姿を見て、自分の芸術に対する確固たる信念を求めるようになる。

辛島に相談し、彼女の内面の葛藤が物語をより深みのあるものにしていく。

一方で、帰宅すると泥酔した梅吉が玄関の前で寝ていた。このことで、梅吉が持つ隠された才能や過去の謎に迫るきっかけとなる。

その後、スズ子の前に、小夜という少女が現れ、彼女が新しい下宿先が見つかるまでの間、スズ子が彼女の世話をすることになる。

小夜は梅吉とも交流し、彼との触れ合いから新たな人間関係が生まれる。

劇団では、徴兵により楽員が減少していく中、メンバーたちは絆を深め、困難に立ち向かっていく姿勢が描かれている。

これにより、物語には深い情熱、困難に立ち向かう強さ、そして互いに支え合う絆が息づくような展開が期待されます。

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