ショーシャンクの空に(1994年・アメリカ) 

【作品解説】
銀行家アンディは、妻と愛人を殺した罪で終身刑を宣告され、ショーシャンク刑務所に収監される。

過酷な環境の中でも知性と冷静さを失わず、やがて所長の裏金作りに利用されながらも、自らの潔白を信じ続ける彼の前に、無実を証明できるかもしれない証言者が現れる。

スティーブン・キングの原作をフランク・ダラボンが映画化したショーシャンクの空は、絶望的な場所にあっても希望は失われないという確かな手触りを、静かな語り口で積み重ねていく。

強い意志を内に秘めたアンディを演じるティム・ロビンス、彼の友人レッドに深みと温かさを与えるモーガン・フリーマンの名演も相まって、自由とは何か、人が生きる意味とは何かを観る者にそっと問いかける。

派手さはないが、観終えたあとに静かな希望が胸に残る、不朽の感動作だと思う。

【NHKプレミアムシネマ/放送日】
放送日時:1月5日(月)午後1:00~午後3:24
上映時間:2時間24分

原題:THE SHAWSHANK REDEMPTION
監督・脚本:フランク・ダラボン
原作:スティーブン・キング
出演:ティム・ロビンス、モーガン・フリーマン、ウィリアム・サドラー、ジェームズ・ホイットモア ほ

フラガール(2006年・日本)

【作品解説】
実話をもとに、時代の波に翻弄されながらもフラダンスに希望を託した女性たちの姿を描くフラガールは、笑いと涙が自然に交差する温度のある感動作だ。

昭和40年の福島県いわき市、相次ぐ炭鉱閉山で沈みかけた町に、町おこしとしてレジャー施設建設の計画が持ち上がり、その目玉としてフラダンサーの募集が始まる。

東京から招かれた少し訳ありのダンサーの指導のもと、地元の若い娘たちが戸惑いと反発を抱えながらも、少しずつ踊りに、そして自分自身に向き合っていく過程が丁寧に描かれていく。

夢物語で終わらせず、家族や生活、現実の重みをしっかり抱えたまま前へ進もうとする姿が胸を打ち、踊りが上達していくにつれて町の空気まで変わっていくのが心地よい。

人と土地へのまなざしが温かい李相日監督らしい演出が光る一本で、観終わったあとにじんわりと前向きな気持ちが残る作品だと思う。

【放送日と作品情報】
放送日時:1月6日(火)午後1:00~午後3:02
上映時間:2時間02分

製作:李鳳宇、河合洋、細野義朗
監督・脚本:李相日
脚本:羽原大介
出演:松雪泰子、豊川悦司、蒼井優、山崎静代、岸部一徳、富司純子 ほか

ブラック・レイン(1989年・アメリカ)

【作品解説】
マイケル・ダグラスと高倉健が共演し、日本とアメリカ、二つの文化の間で刑事たちがぶつかり合いながら事件を追うブラック・レイン

ニューヨーク市警の刑事ニックは殺人犯・佐藤を逮捕するものの、大阪の空港で隙を突かれ逃走を許してしまい、言葉も勝手も分からない日本で、大阪府警の松本警部補と組んで捜索を続けることになる。

異文化の摩擦や価値観の違いを軸にしつつ、物語はハードで容赦のない犯罪ドラマとして展開し、凶悪犯・佐藤を演じた松田優作の圧倒的な存在感が全編を支配する。

これが最後の映画出演となった彼の演技は、狂気と哀しみが同居する強烈な印象を残す。ネオンに濡れた大阪の夜を切り取るリドリー・スコットならではの映像美も際立ち、アクション映画でありながら、80年代ハリウッドが見た「日本像」そのものを含めて味わいたくなる一本だと思う。

【放送日と作品情報】
放送日時:1月8日(木)午後1:00~午後3:06
上映時間:2時間06分

原題:BLACK RAIN
監督:リドリー・スコット
撮影:ヤン・デ・ボン
出演:マイケル・ダグラス、高倉健、松田優作、アンディ・ガルシア ほか

エルダー兄弟(1965年・アメリカ)

【作品解説】
母親ケイティの葬儀のために故郷へ戻ってきた、エルダー家の4兄弟。

そこで彼らは、実家の牧場がヘイスティングスという男に乗っ取られ、父親も何者かに殺されていた事実を知る。

長男ジョンをジョン・ウェイン、次男トムをディーン・マーティンが演じた、原題THE SONS OF KATIE ELDER(邦題『エルダー兄弟』)は、復讐劇の体裁を取りながら、兄弟の絆と過去の因縁を軸に描かれる骨太な本格西部劇だ。

犯人探しのサスペンス、荒々しい銃撃戦、そして兄弟それぞれの性格がぶつかり合う人間ドラマがバランスよく配置され、単なる勧善懲悪では終わらない余韻を残す。

アクションやサスペンスを得意とするヘンリー・ハサウェイの演出も冴え、娯楽性と渋さを兼ね備えた、古き良きハリウッド西部劇の魅力が詰まった一本だと思う。

【放送日と作品情報】
放送日時:1月9日(金)午後1:00~午後3:03
上映時間:2時間03分

原題:THE SONS OF KATIE ELDER
監督:ヘンリー・ハサウェイ
原案:タルボット・ジェニングス
出演:ジョン・ウェイン、ディーン・マーティン、マーサ・ハイヤー、マイケル・アンダーソン・ジュニア ほか

スパルタカス(1960年・アメリカ)

【作品解説】
カーク・ダグラスが製作も務め、自由と尊厳を求めて立ち上がる奴隷スパルタカスを全身全霊で演じた、スパルタカス

監督はスタンリー・キューブリック、ローレンス・オリヴィエやチャールズ・ロートンらが顔をそろえたオールスターキャストによる歴史スペクタクル超大作だ。

紀元前1世紀のローマ帝国を舞台に、剣闘士として見せ物のように殺し合いを強いられたスパルタカスが、怒りと誇りを胸に仲間たちと反乱を起こし、奴隷を解放しながら巨大なうねりへと変わっていく。

物語はやがてローマの大軍団との決戦へ向かうが、その過程で描かれるのは勝敗以上に「人としてどう生きるか」という問いだ。

壮大なスケールと重厚なドラマが両立した一本で、アカデミー賞4部門受賞も納得の、今なお色あせない力を持った作品だと思う。

【放送日と作品情報】
放送日時:BSP4K 1月10日(土)午後9:00~午前0:18
上映時間:3時間18分

原題:SPARTACUS
製作総指揮:カーク・ダグラス
監督:スタンリー・キューブリック
出演:カーク・ダグラス、ローレンス・オリビエ、ジーン・シモンズ、ピーター

サウンド・オブ・ミュージック(1965年・アメリカ)

【作品解説】
「ドレミの歌」「エーデルワイス」「私のお気に入り」など、誰もが一度は耳にした名曲に彩られたサウンド・オブ・ミュージックは、ジュリー・アンドリュース主演、ロバート・ワイズ監督によるミュージカルの金字塔。

1930年代のオーストリアを舞台に、厳格なトラップ家に家庭教師としてやって来たマリアが、音楽の楽しさを通して7人の子どもたちと心を通わせ、やがてトラップ大佐との関係も変えていく。

前半は歌と笑顔に満ちた幸福な時間が流れるが、物語が進むにつれてナチスの影が忍び寄り、作品の空気は静かに引き締まっていく。

音楽が単なる飾りではなく、登場人物の感情や選択そのものとして機能している点が見どころで、だからこそラストに向かう決断が強く胸に残る。

楽しいだけでは終わらない、この作品ならではの余韻が、今も名作として語り継がれる理由だと思う。

【放送日と作品情報】
放送日時:1月11日(日)午後1:00~午後3:56
上映時間:2時間56分

原題:THE SOUND OF MUSIC
製作・監督:ロバート・ワイズ
音楽:リチャード・ロジャース、オスカー・ハマースタイン2世、アーウィン・コスタル
出演:ジュリー・アンドリュース、クリストファー・プラマー、エリノア・パーカー ほか

今回も長々とお付き合いありがとうございました!
尚、乱文についてはご容赦を!
爺さん頑張ってます!
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