原題:Moby Dick 製作年:1956年 製作国:英米合作 上映時間:116分
ジャンル:海洋ドラマ/文学映画 私のおすすめ度:★★★★☆/3.5点

白鯨を追う復讐ではなく世界そのものに噛みつく物語!

作品解説とコメント

この映画のエイハブ(船長)は、 失った脚よりも 屈辱と喪失感に心を支配された男であり、復讐が目的というより、自分を保つための生きる理由になってしまってる。

怖いのは、白鯨がただの獲物じゃなくなっていくところ。運命とか理不尽とか神とか 説明できないもの全部を白鯨に背負わせて、挑みかかる。

だから、狩りの話がいつの間にか神への反抗みたいな形にまで膨らんでいくんだ。

見どころは、荒れた海と寒色寄りの映像が、物語の冷たさをそのまま映すところ。
エイハブの執念が、船と仲間をじわじわ巻き込んでいく過程の怖さ。

白鯨との対決が アクションというより、神への祈りと挑戦状のぶつけ合いに見えてくる瞬間のような気がした。

動画とあらすじ

《あらすじ》
青年イシュメールは、捕鯨船ピークォド号に乗り込む。船長エイハブは、白鯨モビー ディックに片脚を奪われた過去を持ち、復讐のためだけに海を進む。

航海が続くにつれ 船は狩りのための船ではなく、執念のための船になっていく。やがて伝説の白鯨と遭遇し、乗組員ごと運命の対決へ引きずり込まれる。

作品データと豆知識

《スタッフ》
監督・製作:ジョン ヒュースト
脚色:レイ ブラッドベリ、ジョン ヒューストン
音楽:フィリップ セイントン
撮影:オズワルド モリス

《キャスト》
エイハブ船長:グレゴリー ペック
イシュメール:リチャード ベースハート
スターバック:レオ ゲン マップル
神父:オーソン ウェルズ

《こぼればなし・裏話》
脚色にレイ ブラッドベリが入っていて、荒々しい映像に対して言葉の湿度が独特、海の冷たさとエイハブの乾きが、同じ温度で迫ってくるのが、この作品の味。

《原題の意味合いとは》
Moby Dickは、白鯨の固有名。作中では単なる獲物ではなく、畏れや呪いの象徴として肥大していく名前でもある。

《総評として》
海洋冒険として観ると重いけど、執念が人をどこまで連れていくかの物語として観ると刺さる。
白鯨を追ってるようで、ほんまは、世界と神に喧嘩を売ってる男の話。

観終わってから静かに残る一本かな>?

爺さん頑張ってます!
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