(邦題)アート・ファーマー・クインテット フューチャリング ジジ・グライス
最近は、エヴァンスばかり聴いていたが、入院中に昔を思い出してアート・ファーマーを聴き出した。
ハードバップなんて入院中の患者が聴くもんか?なんて考えながらでしたが..。
さて、このアルバムは1955年10月21日にニュージャージー州ハッケンサックのVan Gelder Studioで録音されました。
演奏メンバーは、Art Farmer(トランペット)、Gigi Gryce(アルトサックス)、Duke Jordan(ピアノ)、Addison Farmer(ベース)、Philly Joe Jones(ドラムス)でした。
聞いた話ですが、このアルバムはPrestigeレーベルから最初にリリースされ、1992年には、Fantasy Studiosでデジタルリマスターが行われたそうですが、そんなことより私にとってはファーマーの最初のアルバムゲットのほうが重要だ。
特出すべきは、多才なマルチプレイヤー・作曲家として知られるGigi Gryceをフィーチャーし、アルバムのほとんどの楽曲とアレンジを提供しており、彼の作品「Satellite」や「Sans Souci」などが収録されている。
これらの楽曲は、クールな雰囲気の中で、Art FarmerやDuke Jordanが素晴らしいソロを披露していて、Philly Joe JonesやAddison Farmerも、リズムセクションでの優れたサポートが光っていますな。
アップテンポの曲もあり、「Forecast」や「Nica’s Tempo」などがアルバムを彩っています。全体として、このアルバムはArt Farmerの最高傑作の一つとされ、ジャズコレクションに欠かせない一枚と評価したい。
ここで一曲ご披露ですな!
そしてバラードと言えば、ジョーダンで、実に味わい深い玄人好みのプレイを聴かせてくれます。お洒落で格好良く気品を感じさせるタッチが良い。
Track&Personal
Forecast Written-By – Jordan*
Evening In Cassablanca Written-By – Gryce*
Nica’s Tempo Written-By – Gryce*
Saterlite Written-By – Gryce*
Sans Souci Written-By – Gryce*
《Personal》
Trumpet– Art Farmer
Alto Saxophone– Gigi Gryce
Bass– Addison Farmer
Drums– “Philly” Joe Jones
Piano– Duke Jordan
Sleeve Notes– Ira Gitler
Engineer– Rudy Van Gelder
Supervised By [Supervision]– Bob Weinstock
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