原題:Mr. Holland’s Opus 製作年:1995年 製作国:アメリカ 上映時間:143分
ジャンル:音楽/ヒューマンドラマ 私のおすすめ度:★★★★☆/4.8点

夢は未完成でも、人生にはちゃんと響いていている!

作品解説とコメント

 作曲家を志していた男が、生活のために高校教師となり、やがて生徒たちと音楽を分かち合う人生を描いた作品。

主演はリチャード・ドレイファス。この映画は、成功や名声とは別の場所にある「仕事の意味」を静かに掘り下げていく。

主人公ホランドは、最初から教育者として理想的な人物ではないし、むしろ不器用で、時に独りよがりだ。 正直、前半は少し説教くさく感じる場面もある。

ただ、その不完全さを含めて時間が積み重なることで、後半に向けて確かな説得力が生まれてくる。 

見どころは、音楽が“才能ある一部の人のもの”ではなく、誰かの人生を支える言葉として描かれている点では無いのかな。

また、生徒一人ひとりとのエピソードが、派手ではない分、現実的で、どこか誰の身に覚えがあるはずだ。そして終盤。音楽教師として歩んできた年月が、思いがけない形で報われる場面は、この映画の核心だと思う。

動画とあらすじ

《ザックリあらすじ》
作曲家として成功することを夢見るグレン・ホランドは、生活のために高校の音楽教師になる。

当初は腰掛けのつもりだった教職だが、生徒たちとの関わりの中で、次第に音楽を教えることそのものに意味を見出していく。

時代が移り変わり、生徒たちが巣立っていく中で、ホランド自身もまた、自分の人生の“作品”と向き合うことになる。

作品データ&豆知識

《スタッフ 》
監督:スティーヴン・ヘレク
脚本:パトリック・シーン・ダンカン
音楽:マイケル・ケイメン

《キャスト》
グレン・ホランド:リチャード・ドレイファス
アイリス・ホランド:グレン・ヘドリー

《こぼればなし・裏話》
リチャード・ドレイファスは本作でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされた。 また、音楽教育の現場を丁寧に描いた点が高く評価され、教育関係者からも支持を集めた作品でもある。

《原題の意味合いとは》
原題「Mr. Holland’s Opus」は、「ホランド先生の作品」という意味。 ここで言う“作品”は、楽譜に残る交響曲ではなく、教え子たちの人生そのものを指している。邦題よりも、映画の本質を的確に言い表しているタイトルだと思う。

《総評として》
派手な成功物語ではない。むしろ、夢が形にならなかった人生の話だ。 それでも俺がグッと来たのは、主人公が最後に気づく「自分はもう十分に作曲してきた」という感覚。

評価される仕事と、誰かの人生に残る仕事は必ずしも同じじゃない。 観終わったあと、少しだけ背筋が伸びて、静かに余韻が残る。そんな一本だった。
爺さん頑張ってます!
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