原題:Salvador 製作国 スペイン/イギリス 製作年:2006年 上映時間:135分
ジャンル:ドラマ 私のおすすめ度:★★★☆☆/3.5

後味の悪いスペイン映画の代表作品? 本当に心が重くなる・・・。

作品情報・コメント

フランコ独裁政権に反発してアナーキスト集団の活動に身を投じ、わずか25歳の若さで、死刑に処せられた実在の青年サルバドール・ブッチ・アンティックの最期の瞬間を見つめた人間ドラマ。

主演は「グッバイ、レーニン!」「ベルリン、僕らの革命」のダニエル・ブリュール。最近も活躍してますが、やはりこの作品に目が止まる!


※処刑シーンに息がつまる

前半は、フランコ政権への抵抗で、ストを起こし、その資金源を得るため銀行強盗。「なんだ、たんなる若者たちの暴走かよ」って、観ていてもそんなに気がはいらず、ただ鑑賞でした。

警官を銃殺したことから、空気一新でした。投獄された彼は、有罪が決定して死刑宣告を受けるんです。

その後の空気は重く、弁護士は必死で彼を救おうと必死。特赦も期待するが、時間切れとなり死刑が決定する。

最後の最後まで粘るんですが、やはり無理があったようで・・・・。流れを観ている側も憂鬱になります。

そうですね、見どころっていってはなんですが、担当看守の心の移り変わりでしたね。

サルバドールが、書いた父への手紙を読んでからは、あれほど傲慢だった担当看守が、何故かサルバドールに親しみを感じ寄り添っていた。

それからは、バスケットを通し心を通わせていくんです。

最後には、死刑を執行しようとする上司に向かって「人殺し」とまで言ってしまうほど、サルバドールに同情してたのでしょう。ちょっと「ぐっ」ときました。

動画とあらすじ

《あらすじ》
1970年代初頭、フランコ独裁政権下のスペインが舞台。

自由を愛し正義感にあふれた青年サルバドール・ブッチ・アンティックは、世の中を変えたいという純粋な気持ちから無政府主義グループに参加、反体制活動に関わるようになる。

そして、活動資金を得るために銀行強盗にも手を染めることになる。やがて警察にマークされたサルバドールは、ついに追い詰められ、激しい銃撃戦に巻き込まれる。

その混乱の中、彼の撃った銃弾は若い警官を直撃、これが実刑の起因になるのだが、サルバドール自身も瀕死の重傷を負ってしまう。

結局、撃たれた警官は死亡し、一命を取り留めたサルバドールは逮捕され、軍事法廷にかけられる。

その後、死亡した警官には別の銃弾も残っていたことが明らかとなる。(あんな狭い場所で打ちまくれば誰の珠かはわからん。)

しかしそんな理由では、死刑判決を覆すことは出来なかった。減刑を求める家族や世論の声もむなしく、死刑執行の時は刻一刻と迫っていくが…。

作品データ

《スタッフ》
監督:マヌエル・ウエルガ
製作:ジャウマ・ロウレス
原作:フランセスク・エスクリバノ
脚本:ユイス・アルカラーソ

《キャスト》
出演:
ダニエル・ブリュール
トリスタン・ウヨア
レオナルド・スバラグリア

長々とお付き合いありがとうございます。
尚、乱文についてはご容赦を!

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