(邦題)トゥルー・ブルー/ティナ・ブルックス

「True Blue」は、ティナ・ブルックスがブルーノート・レコードと契約して録音した彼の唯一のリーダーアルバムです。

1960年6月25日にニュージャージー州のVan Gelderスタジオで録音され、同年にリリースされました。

ハードバップの代表的な作品としても知られており、永遠のジャズ喫茶の定番として愛されています。

ティナ・ブルックスのテナーサックスは、他のテナーサックス奏者のような豪快さや豊穣さとは異なり、かすれた音色を持っています。

それにも関わらず、彼女はマイナーメロディを演奏する際には黄昏色の良い味わいを出すことができます。

このアルバムでは、曲の構想と演奏者の個性が見事に結びついており、その絶妙なバランスは非常に珍しいものです。

また、デューク・ジョーダンのピアノは、縁の下の力持ちとして重要な役割を果たしています。

そして、フレディ・ハバードのトランペットとテナーサックスが絡み合い、渋さを放っている様子は、言葉に言い表せないほどの恍惚感を味わうことができます。

発表時には商業的には成功しなかったものの、後に再評価されティナ・ブルックスの最も優れた作品の一つとして認識されるようになりました。

このアルバムは、ブルックスの音楽的な才能と、彼の特異なサウンドの魅力を存分に味わえる貴重な録音です。

ジャズファンやモダンジャズの愛好家にとって、ティナ・ブルックスの「True Blue」は必聴の名盤の一つとなりました。

TracksPersonnel

Tracks
1. Good Old Soul
2. Up Tight’s Creek
3. Theme For Doris
4. True Blue
5. Miss Hazel
6. Nothing Ever Changes My Love For You
Recorded on June 25, 1960 at Rudy Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, New Jersey.

Personnel
Tina Brooks – tenor saxophone
Freddie Hubbard – trumpet
Duke Jordan – piano
Sam Jones – bass
Art Taylor – drums

爺も頑張ってます!
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