原題:Week-end a Zuydcoote 製作年:1964年 製作:フランス・イタリア合作
上映時間:124分 ジャンル:戦争ドラマ おすすめ度:★★★★☆/4.0点 <U-NEXT>
解説・コメント
ジャン=ポール・ベルモンドを主演に迎え、第二次世界大戦の北仏ダンケルクを舞台に、戦争の焦燥と虚無を映し出す戦争ドラマ。クリストファー・ノーラン監督も同名作を製作。
フランスが自国の一兵士の視点から描いた戦争ドラマであり、フランス兵と民間人のフランス少女との淡い恋模様を絡め、何故かフランス映画らしい人間ドラマ中心の構成になっているのが良いな。
ただ、そこは戦場なので、ドイツ軍のまいた毒ガスが広がってフランス兵士がやられていくさまは壮絶なモノがあります。
ラストの空撮の絵で、延々と映し出される海岸シーンがとても印象的だった!
見所は、ジャン・ポール・ベルモンドがタフなフランス兵士を好演。どこかコミカルではあるが、無残な戦争を壮大なスケールでリアルに表現されていた。シニカルなラストが胸に突き刺さる
動画とあらすじ
《ザックリあらすじ》
1940年6月1日。激戦地ソンムでの生き残りマーヤ曹長(ベルモンド)は、ダンケルクから本国に撤退する英軍に便乗し、フランスの窮状を訴える任務を拝した。
分隊の友人にはペシミストの神父や、何かと要領のいい商売人など多士済々。マーヤは彼らと、土地も人心も荒れ果てたその地で英軍船の出港を待つ。
その間に姉妹二人で屋敷を守る娘ジャンヌ(スパーク)と出会い、兵隊の暴力におびえる彼女をレイプから救って、二人の友軍兵を射殺する。
戦争に醒めきったマーヤでも、さすがにそれはショックであったが、周囲の反応はいたって平静だ。そして彼はひょんな事から英軍船に潜り込むのだが、爆撃を受け、マーヤも岸に流される。
海峡を越えることなく、海に浮かぶ無数のしかばね……。
ジャンヌと結ばれたマーヤは、すべてをあきらめて彼女とともにこの地を去ろうと決め、浜辺の仮の住み家で彼女を待つのだが……。
<allcinema>
作品データ
配給:KADOKAWA
日本初公開:1965年1月15日
この作品に出演していたカトリーヌ・スパークさんが、今年の4月17日に亡くなっていました。
1960年代イタリア映画界で人気を集めた女優のカトリーヌ・スパークさんが4月17日(現地時間)、ローマの病院で死去したと、イタリアのメディアが報道した。77歳だった。2020年に脳出血を発症し、その後体調を崩していたという。1945年、フラ
爺さん頑張ってます!ダンケルクの戦いとは
第二次世界大戦の西部戦線における戦闘の一つで、ドイツ軍のフランス侵攻の5月24日から6月4日の間に起こった戦闘である。
輸送船の他に小型艇、駆逐艦、民間船などすべてを動員した史上最大の撤退作戦。フランス軍はダンケルク撤退以後は雪崩を打ったように崩壊が進んだ。ドイツ軍は13日にパリを占領。
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