原題:Her 製作年:2013年 製作国:アメリカ 上映時間:126分 PG12
おすすめ度:★★★★☆
近い未来のは、声だけで無くロボットがお相手してくれるかもね!そうなればもっと楽しいかも。
作品情報・コメント
「マルコヴィッチの穴」「アダプテーション」の奇才スパイク・ジョーンズ監督が、「かいじゅうたちのいるところ」以来4年ぶりに手がけた長編作品。
近未来のロサンゼルスを舞台に、携帯電話の音声アシスタントに恋心を抱いた男を描いたラブストーリー。
このラブストーリーは、主人公のセオドアが姿のない人工知能「サマンサ」に心を奪われるという物語です。
セオドアはサマンサの「人格」に本気で惹かれますが、ここでのホアキン・フェニックスの演技は感情の起伏が明確に伝わってきます。
後に、サマンサが640人の男性と関係があることが判明した時は辛く感じましたね。
しかし、サマンサがセオドアにとって理想的なパートナーであるのは当然のことで、彼女はセオドアの嗜好や検索パターンなどを把握して彼に合った「彼女」を作り上げているからです。
このような簡単な恋愛の仮想は、「嘘だろ!」って思いながら、物語を観察していましたが、これまた裏切られましたね。
なぜ、サマンサが去ってしまったのかは、言葉の世界への探求や哲学的な要素があると思われてますが、実際には単に新しいオペレーティングシステム(OS)へのアップグレードの時期だったのかもしれません。
運営会社からのメールには「古いOSへのご利用ありがとうございました。新しいOSをお試しください」というような内容が含まれていたのかもしれません。
したがって、またバージョンアップしたサマンサに会えるかもしれませんが、スカーレット・ヨハンソンは素晴らしい演技を見せており、声のみで強烈な印象を残しています。
動画と作品データ
《スタッフ》
監督:スパイク・ジョーンズ
製作:ミーガン・エリソン、スパイク・ジョーンズ
製作総指揮:ダニエル・ルピ、ナタリー・ファーレイ
脚本:スパイク・ジョーンズ
撮影:ホイテ・バン・ホイテマ
美術:K・K・バレット
衣装:ケイシー・ストーム
音楽:アーケイド・ファイア、オーウェン・パレット
《キャスト》
ホアキン・フェニックス/セオドア
スカーレット・ヨハンソン/サマンサ
エイミー・アダムス/エイミー
ルーニー・マーラ/キャサリン
クリス・プラット/ポール
マット・レッシャー/チャールズ
オリビア・ワイルド
配給:アスミック・エース
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