原題:In The Name Of The Father 製作国:イギリス/アメリカ 製作年:1993年 上映時間:133分 ジャンル:ドラマ 私のおすすめ度:★★★★★/5.0点

作品情報・コメント

IRAの抗争が激化した北アイルランドとロンドンで、爆破テロ容疑で逮捕された親子が無実を勝ち取るまでを、父と子の絆の強さの中に描いた社会派ヒューマンドラマ。

75年に口ンドンで実際に起こった冤罪事件 “ギルフォード・フォー事件”の被害者ジェリー・ロンドンの追想記『Proved Innocent』をベースに、「マイ・レフトフット」の監督ジム・シェリダン、主演ダニエル・デイ・ルイスのコンビで映画化。

ドラマは、青年ジェリー・コンロンの心の軌跡を追いながら、自らの無実を証し、自由を取り戻すために闘うストーリー。ここで言う、「父の祈り」は、青年ジェリーと父親との強い絆。

そして、生きることの大切さを真剣に目覚めてゆく。これって、父の気持ちなんです。

この大きな問題(無実の投獄)は、英司法制度を根本から揺るがしてし、このグレー・ゾーンを残すこの事件に、監督は真っ向から光を当てている。見応えはそれなりにありますね。

国家権力に屈しることなくたくましく生きる主人公役ダニエル・デイ・ルイスの姿がとても眩しいのが印象的でした。

また父親役のP・ポスルスウェイトの、静かながらその奥底に揺るぎない力強さをもった演技には迫るものがあり、エマ・トンプソンの法廷での力強い演技も光ります。

この素晴らしい作品は、最低でも見ておいてください!漲る力をいただけそうです。

冤罪の恐ろしさ、国家権力の欺瞞を実感!父と子の愛愛の絆に漲る力を感じざるを得ません。是非ご覧いなってください。

動画とあらすじ

《あらすじ》
74 年、北アイルランド。定職も持たずに遊んでいるジェリー・コンロンはIRAを挑発したことで、彼らから目をつけられている。

ジュゼッペは、ほとぼりを冷ま すため、息子をロンドンへやる。同級生と合流したジェリーは、ヒッピーの寝ぐらに転がり込むが、彼らとケンカして訣別する。

行く当ての無い彼らは、公園のベンチで寝ていたCBというホームレスの老人になけなしの小銭を恵んだのち、高級娼婦の部屋へ忍び込んで金を盗む。

その頃、ロンドン郊外の町、ギルフォードでパプが2軒爆破された。多くの市民を巻き込んだこの爆弾テロ事件の犯人として、いわれなき罪に問われたジェリーとジュゼッペ。

そして獄中での気の遠くなるような歳月。その中で、息子ジェリーは、静かなる闘いに魂を投じる父ジュゼッペの姿をはじめて正視する。そして…………..。

作品データ

《キャスト》
出演:
ダニエル・デイ=ルイス/ジェリー・コンロン
エマ・トンプソン/ガレス・ピアース
ピート・ポスルスウェイト/ジュゼッペ・コンロン
ジョン・リンチ/ポール・ヒル
ビーティ・エドニー
マーク・シェパード

《スタッフ》
監督:ジム・シェリダン
製作:ジム・シェリダン
製作総指揮:ガブリエル・バーン
原作:ジェリー・コンロン
脚本:ジム・シェリダン
撮影:ピーター・ビジウ
音楽:トレヴァー・ジョーンズ

公開情報:劇場公開(Uni=UIP)
初公開年月:1994/04/16

《注目のスター》
ピート・ポスルスウェイト氏でした。私はよく映画を見ます。ですから、ピート氏は様々な場面で顔を出しますね。以下、Wikipediaの中からお知らせ!

チェシャー州出身。舞台俳優としてキャリアをスタートし、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーに所属していた。

1975年に映画デビューして以来、無実だがテロリストの父親として獄死した男、ブラスバンドの頑固なリーダー、歴戦のハンターなど個性的な役で活躍した。

『ユージュアル・サスペクツ』での弁護士”Kobayashi”役は印象深い。なおスティーヴン・スピルバーグは、『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』で彼を起用した際に「世界一の役者」と讃えている。(Wikipediaより)

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