十徳長屋の牛久が真打ちとなり、長屋を出ていく日。竹雄と綾が高知を引き払い東京へやってきました。

ふたりは「土佐」という名前の屋台を開業し、竹雄は綾の夢である新しいお酒づくりを共に実現させたいと強く願っていました。そして、万太郎、寿恵子、波多野、藤丸も加わり、賑やかな夜が訪れました。

竹雄と綾の屋台では、故郷の味を楽しむことができ、それに喜びを感じた万太郎と虎鉄は大いに盛り上がりました。箸を置く合間に振る舞われた高知のヤマモモの甘露煮に、寿恵子も深い感銘を受けたのです。

竹雄は、波多野と藤丸に対し、新しいお酒づくりのために醸造の研究を行っている先生を探していることを打ち明けました。藤丸はその話を聞いて…

一方、大学を退職する決断を下した野宮は、東京を発つ前に長屋を訪れ、槙野家の肖像画を描くこととなりました。

寿恵子は、自分の夢でもある図鑑作りを実現するために商売を始めたいと万太郎に打ち明けました。

万太郎は、新たな冒険に踏み出す寿恵子を全力で応援しました。寿恵子は以前、叔母のみえから勧められた地、渋谷へと向かうことを決心しました。

渋谷に初めて足を踏み入れた寿恵子は、そこが農村風景に囲まれ、通りは少し汚れていることに気づきました。居酒屋の店主である荒谷からは、「ここに来るのはやめた方がいい」と忠告されてしまいました。

しかし、荒谷の店で手に入れたおにぎりは驚くほど美味しく、りんや子供たちからも絶賛されました。

その晩、万太郎が植物に向き合う姿を見て、寿恵子は渋谷をより深く探索することを心に決めました。

再び渋谷へと向かった寿恵子は、弘法湯で身を清め、神社へお参りに訪れる人々と交流し、茶屋で出されたボーロに感動し、芸者たちの話を聞き、ますます渋谷の街に魅了されていきました。

そして、弘法湯の佐藤や荒谷たちを座に呼び寄せた寿恵子は、この町で人々を結びつける、居心地の良い待合茶屋を開業したいと語りました。

彼女は渋谷の魅力をたっぷりと伝えながら、新たな冒険の第一歩を踏み出しました。

長々とお付き合いありがとうございます。
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