
原題:Replicas 製作年:2019年 製作国:アメリカ 上映時間:107分
ジャンル:SF/サスペンス/スリラー 私のおすすめ度:★★★☆☆/3.5
「人間の心は、コピーできるのか?」
命と倫理の境界を越えて、科学者が挑む愛と再生の物語。
作品解説・コメント
人間の意識をデジタル化するという近未来科学のテーマを軸に、愛する家族を“死”から取り戻そうとする男の葛藤を描いたSFスリラー。
監督は『デイ・アフター・トゥモロー』脚本のジェフリー・ナックマノフ。主演にはキアヌ・リーブスが扮し、暴走する科学者ウィリアム・フォスターを熱演。
彼が挑むのは、クローンと意識転送を駆使した“完全な再生”。それは、人道や法律の一線を越える行為でもあった。
クローン技術、AI、政府陰謀といった現代的テーマが凝縮されており、ハイコンセプトながらもエンタメ要素をしっかり押さえているのがポイントだと感じる。
《コメント》
キアヌ・リーブスの「愛ゆえの暴走」に感情移入してしまう一本。ストーリーは少し突飛ながら、「家族を救うためにどこまでやれるのか?」という切実な問いが胸に刺さる。
研究所での孤独な実験、意識転送のスリル、そして“完璧なはずの家族”に生じる違和感――そんな緊張感がラストまで持続するのが心地いい。
B級感は否めないものの、だからこその“振り切り”が痛快で、SF好きにはたまらない一本だ。特に、科学×感情の境界線を揺さぶる物語にグッとくるタイプの人には、刺さる映画やと思うけど。
作品データ
《スタッフ》
監督:ジェフリー・ナックマノフ
製作:ロリー・ブリューワー、スティーヴン・ハメル ほか
脚本:チャド・セント・ジョン
撮影:デヴィッド・タッターサル
音楽:ホセ・ホセ・オルティス
編集:マイケル・N・ヌー
《キャスト》
出演:
キアヌ・リーブス(ウィリアム・フォスター)
アリス・イヴ(モナ・フォスター)
トーマス・ミドルディッチ(エド)
ジョン・オーティス(ジョーンズ)
エミリー・アリン・リンド(ゾーイ)
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