プレミアムシネマ「ブレードランナー ファイナル・カット」
 8/21(月)13:00〜14:59

原題:Blade Runner: The Director’s Cut 製作国:アメリカ・香港合作 製作年:1993年
上映時間:117分 ジャンル:SFサスペンス 私のおすすめ度:★★★★☆

暗闇の中に世界がある 〜この映画を観ずして死ねるか!〜

作品情報・コメント

酸性雨が降り続く2019年ロサンゼルスの未来都市を舞台に、レプリカントと呼ばれる人造人間と捜査官“ブレードランナー”の戦いを描いたSFハードボイルド・アクション。

フィリップ K. ディックの小説「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」をベースにしています。

82年の公開から確実にファンを増やし、伝説の映画と化したこの作品を、監督リドリー・スコットが再編集。

主人公デッカードのナレーション、バイオレンス描写、そしてハッピー・エンディングが削除され、一角獣の神秘的な映像が追加。音楽もリミックスされた。

物語は、人間にそっくりな人造人間「レプリカント」が作られ、労働力や危険な任務に利用されていますが、彼らは感情や自己意識を持っており、一部のレプリカントが反乱を起こすなどの事件が多発。

彼の任務は、地球外での労働から逃げて地球に戻ったレプリカントを捕獲・排除することで、デッカードが新たな任務を受けて再びレプリカントの追跡に従事する過程で、彼が倫理的・哲学的な問題に直面する姿を描いている。

「ブレードランナー」は、その暗く雰囲気溢れる未来世界、哲学的なテーマ、鮮やかな映像、そして音楽の使い方などが高く評価されています。

映画は初公開時には商業的には成功しなかったものの、後にカルトクラシックとして評価されるようになりました。その後、複数のバージョンや続編も制作されています。

また、2017年にはデニス・ヴィルヌーヴが監督による「ブレードランナー 2049」という続編も公開されましたが、これはちょっと!

「ブレードランナー」の見どころをいくつか紹介します!

未来の世界観
映画は近未来のロサンゼルスを舞台にしており、その独特のビジュアルと雰囲気が印象的で、雨に濡れた闇夜の都市風景や、巨大な広告ビルボードが光り輝く街並みなど、未来の世界がリアルかつ幻想的に描かれています。

哲学的テーマ
映画は人間と人造人間(レプリカント)との境界を問い直す哲学的なテーマを探求しています。レプリカントたちが自己意識を持ち、感情を抱くことから生じる倫理的な問題や、人間とは何かという問いかけが描かれています。

ハリソン・フォードの演技
主人公のリック・デッカードを演じたハリソン・フォードの存在感が映画の魅力の一つです。彼の演技によって、デッカードの複雑な内面や倫理的ジレンマが表現されています。

音楽
映画音楽はヴァンゲリスが担当し、シンセサイザーの音色を活用した独特のサウンドトラックが映画の雰囲気を一層引き立てています。特に主題曲「ティアーズ・イン・レイン」は有名です。

アクションとサスペンス
アクションシーンや緊迫感溢れる場面もあり、レプリカントとブレードランナーの対決や逃走劇が展開されますが、これらの要素が物語のテンポを高めています。

深層のメッセージ
単なるアクションSFだけでなく、社会的・人間的な問題についても考察しています。人間性や存在意義といったテーマについて考えさせられる部分が多くあります。

これらの要素が組み合わさって、「ブレードランナー」は多くの観客に愛される映画となっています。是非、その魅力を楽しんでみてください。

動画とあらすじ

《ザックリあらすじ》
2019年、酸性雨が降りしきるロサンゼルス。強靭な肉体と高い知能を持ち、人間と見分けがつかない人造人間〈レプリカント〉が人間を殺して逃亡する。

警察に所属するレプリカント専門の捜査官〈ブレードランナー〉であるデッカードは追跡を開始するが…。

作品データ

《スタッフ》
監督リドリー・スコット
製作マイケル・ディーリー
製作総指揮ハンプトン・ファンチャー ブライアン・ケリー
脚本ハンプトン・ファンチャー デビッド・ウェッブ・ピープルズ
原作フィリップ・K・ディック
音楽バンゲリス
デザインシド・ミード

《キャスト》
出演:
ハリソン・フォード/リック・デッカード
ルトガー・ハウア/ロイ・バティー
ショーン・ヤング/レーチェル
エドワード・ジェームズ・オルモス/ガフ
ダリル・ハンナ/プリス

最後に私が尊敬しているシド・ミードについて!
シド・ミード(Syd Mead)は、アメリカの視覚デザイナーであり、未来的な都市や車、ロボット、宇宙船などのコンセプトアートやデザインを手がけたことで知られています。

彼はSF映画やアートの分野での功績が多く、特に映画「ブレードランナー」や「エイリアン」、そして「トータル・リコール」などでのデザインで広く注目されました。

そして彼は、未来の技術や環境を描く際に独自の視点と詳細なデザインを駆使し、その作品は画期的で先進的なものとなっていて、デザインは映画やアニメーション、広告、コンピュータゲーム、自動車デザインなど様々な分野に影響を与えました。

特に「ブレードランナー」では、未来のロサンゼルスを描く際のビジョンや、映画の雰囲気に大きな影響を与えたデザインを提供しました。

その他の作品も、未来的で美しく洗練されたデザインが特徴であり、SF世界のアイコニックなイメージを築くのに貢献しました。

惜しくも彼は、2019年に亡くなりましたが、彼の作品は今でも多くの人々に影響を与え続けていますし、彼のデザイン哲学やアプローチはデザイン界隈で尊敬されています。

長々とお付き合いありがとうございます。
尚、乱文お許しください!

爺さん頑張ってます!
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