《解説と見どころ》
「博士と彼女のセオリー」のフェリシティ・ジョーンズとエディ・レッドメインが再共演し、気球で前人未到の高度世界記録に挑んだアドベンチャー作品であり、実話をベースに描かれています。
実際は、男性二人でこの冒険に挑んだそうですが、やはりそこは映画ですね。男女ペアの方が「華」があります。
ストーリ自体はシンプルなので、誰にでも楽しめる作品です。
私が感じた名シーンは、パイロットの彼女が、気球制御不能のために気球のてっぺんに上るシーンです。とてもリアルで手に汗握りました。
それにしても、過去の映画とは、次元の異なるリアルな映像で、この気球シーンだけが思い出されます。
人間が、限界こそ超えて何かに挑戦すること。そして、未来を見つめて進んでいくことの大切さを感じました。こんなことはとても希であって、誰にでも出来ることはありません。
そこはやはり信念でしょうか。挫けているあなた、毎日がもやもやしているあなた、私はこんな方にお薦めしたいです。すっきりしますよ。
《あらすじ》
1862年、ビクトリア朝時代のロンドン。
当時では予測不可能と考えられていた天気の予測が可能であると唱えていた気象学者のジェームズは、荒唐無稽だと揶揄され、実験の資金も集められずにいた。そんな中、気球操縦士のアメリアに頼み込み、ジェームスは彼女の気球飛行に同乗することを許される。
最愛の夫を亡くしたアメリアにとって、その気球飛行は悲しみから立ち直るための決意の飛行でもあった。
正反対の性格から対立ばかりしていたアメリアとジェームスは、飛行していく中で次第に心を通わせていくが、前人未到の高度7000メートル超えに成功した2人に想像を絶する自然の脅威が待ち受けていた。
〈作品データ〉
原題:The Aeronauts
製作国:アメリカ・イギリス合作
製作年:2019年
上映時間:101分
監督:トム・ハーパー
出演:フェリシティ・ジョーンズ、エディ・レッドメイン
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