作品を観ていて気になったこと!

先日、懐かしい映画を観たのですね。懐かしいといってもかなり年代もので、1963年の作品です。私がまだ、小5のころに、お袋に連れられ観た映画でした。

以前からもう一度観たいって思っていたもんで、先日時間が空いたので賞観しましたが、何故「アラバマ物語」というタイトルなんだろう。ってね!

原題は、「To Kill a Mockingbird」となっていて一体どんなつながりなんだ。

それでまたまた、再視聴です。その後も、気になったものですから、ここは、もうネットでしょって、片っ端からネットチェック!

実は、前述したように「To Kill a Mockingbirが原題でして、そのまま訳すと「モッキンバードを殺すのは」という意味になるのです。再々視聴したおかげで、劇中の台詞にヒントが有ったのです。以下台詞です。

人が銃を持つと、鳥を撃ちたいもの・・。打つならアオカスケを撃つんだ。決して、マネシツグミを撃つんじゃない。

マネツグミは、ほかの鳥の真似の真似はするだけで、庭も荒らさないし、納屋に巣も作らない。害の無い鳥だから、決して殺してはいけない。

と、こういう訳があったんです。Mockingbirdは「マネシツグミ」と訳され、名前から想像できるように鳴き真似のうまい鳥と聞きます。そんな鳥を殺すと罪になる。「It was a sin to kill a mockingbird. 」

本作品のテーマである偏見や差別、ここでは黒人に対する理解を象徴しているセリフなのです。

「弱い立場の人の身になって考えなさい」という教えであって、原題にはこのような深い意味が込められていたということ。

しかし、邦題に「モッキンバードを殺すこと」では、日本人には理解しがたいと考えたのでしょう。シンプルに「アラバマ物語」となったんですかね。

原作は、「モッキンバードを殺すのは」で、主人公の娘役。彼女の子供時代を綴ったのが、ベースとなっています。

アメリカ南部の中でも映画の舞台となったアラバマ州やその隣のミシシッピー州などは、特に黒人差別が酷かったようです。映画は、もちろん黒人差別がメインになってますが、際どいシーンはありません。

是非、子供さんと鑑賞してみては如何でしょう。そうすれば、思いやりがある良い子に育つのでは無いでしょうか。もちろん大人のかたは必見でしょ!

爺さん頑張ってます!
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