原題:Girl With A Pearl Earring 製作国:イギリス/ルクセンブルク 製作年:2003年
上映時間:100分 ジャンル:ドラマ/歴史劇/ロマンス 私のおすすめ度:★★★☆☆/3.5点
作品情報・コメント
17世紀に活躍した寡作の天才画家フェルメールが描いた一枚の絵を巡る歴史ドラマ。
ベストセラーの同名原作を基に、日本でも人気の名画『真珠の耳飾りの少女』に秘められた謎に迫り、フェルメールとモデルの少女が交わす複雑な心の機微を静謐にして官能的に綴る。
少女の心の軌跡を繊細に演じるのは、スカーレット・ヨハンソン。寡黙な天才画家フェルメールには、『英国王のスピーチ』のコリン・ファース。
フェルメールの絵画の光と影を見事に再現し、見る者に深い感慨を与えずにはおかない静謐な映像美を作り上げている。
個人的に「フェルメール」ファンです。日本での展覧会は殆どといってますね。この映画、ストーリー的にはありきたりですが、その映像には驚かされました。
ワンシーンがそのまま絵画のようで光と影の表現を見るだけでも価値はあると考えます。特に使用人の居場所や台所のシーンはフェルメールが好きで描いてきた場所に似ています。
グリード役のスカーレット・ヨハンソンは肌が白くて透き通るようでした。
ただ、色っぽくて少女役には相応しく無かったような、あったようなって感じでしたね。 (笑)
動画とあらすじ
《ザックっとあらすじ》
1665年のオランダ、デルフト。つましい家庭の少女グリート。
彼女は、タイル職人の父が事故で失明したことから一家の家計を支えるため働きに出る。
そして、画家ヨハネス・フェルメールの家で奉公することとなった。
夫婦ゲンカが絶えず、子供たちが騒々しい中で日夜働き続けるグリート。
そんなある日、フェルメールはグリートの窓掃除により生まれた新たな光を見て新作を描くきっかけを掴む。
フェルメールは彼女の色彩感覚を認め、絵の具の調合を手伝わせるようになる。
しかし、フェルメールの創作意欲を刺激するグリートの存在は、やがて周囲に思わぬ波風を起こしていった…。<allcinema>
とにかくその映像美は、絵画のようです。まさに動くフェルメールと行った感じです。
絵画ファンなら最低でも見ておきたい作品です。
作品データ
《キャスト》
出演:
スカーレット・ヨハンソン
コリン・ファース
トム・ウィルキンソン
キリアン・マーフィ
エシー・デイヴィス
ジュディ・パーフィット
アラキーナ・マン
《スタッフ》
監督:ピーター・ウェーバー
製作:アンディ・パターソン
製作総指揮:ピーター・ブロック
原作:トレイシー・シュヴァリエ
『真珠の耳飾りの少女』(白水社刊)
脚本:オリヴィア・ヘトリード
撮影:エドゥアルド・セラ
美術:ベン・ヴァン・オズ
衣装デザイン:ディーン・ヴァン・ストラーレン
音楽:アレクサンドル・デプラ
公開情報:劇場公開(G.C)
初公開年月:2004/04/10
乱文、失礼しました。
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