2000年頃だと思いますが、と言うか記憶が曖昧で間違ってるかもしれません。

当時ブルーノート・レーベルが再び脚光を浴びました感がありました。

そんなに中、RCAビクター・レーベルも「ジャズ通」なんてレーベルから入手困難なアルバムが発売!

中で注目すべきは、ジョニー・コールズ・カルテットのアルバム”Johnny Coles / The Warm Sound ”です。


小柄なトランペッター、ジョニー・コールズは、自身の名義ではわずかに4枚しかレコーディングしていなかったようです。

当時は、主にギル・エヴァンス、ハービー・ハンコック、チャールズ・ミンガス、デューク・ピアソンなど、名だたるミュージシャンのサイドマンを務めてきました。

個人的には、1963年にブルーノート・レーベルにリーダーとして録音した “Little Johnny Coles”はよく知られています。

ジョー・ヘンダーソン、デューク・ピアソン、ボブ・クランショウ、ピート・ラ・ロカとサイドメンも豪華でした。

この、”The Warm Sound”は、1961年にリリースされた彼の初のリーダーアルバムで、ケニー・ドリュー(p)、ペック・モリソン(b)、チャーリー・パーシップ(d)が参加しています。

この素晴らしいアルバムでは、彼の流麗で正確なフレージングが明らかになり、当時最高のトランペッターたちであるクリフォード・ブラウン、リー・モーガン、フレディ・ハバードと肩を並べる存在であることがわかります。

また、スタイルやサウンドは異なりますが、このレコードにはマイルス・デイヴィスの「Elevator to the Scaffold」に通じる雰囲気が漂っています。

フィルム・ノワールの雰囲気や沈黙の繊細な使い方が、聴く者に深い感銘を与えます。

どちらにせよ、このレコードはあまり知られていませんが、聴く価値のある逸品だと感じます!

If I Should Lose You

Track&Personal

Track
01. Room 3
02. Where
03. Come Rain Or Shine
04. Hi-Fly
05. Pretty Strange
06. If I Should Lose You

Personal
Johnny Coles (tp)
Kenny Drew (p)
Peck Morrison (b)
Charlie Persip (ds)
1961年4月10日・13日の録音