
原題:Simon Birch 製作年:1998年製作 製作国:アメリカ 上映時間:113分
ジャンル:ヒューマンドラマ おすすめ度:★★★★☆
作品解説・コメント
1952年、メイン州の田舎町。生まれつき体が小さく、いつ死ぬかわからない奇病を抱えて生きるサイモン・バーチは身長わずか96センチ。
彼の用心棒的存在でもある親友のジョーは私生児として生まれ、二人は野球をしたり野山を駆け回ったりしていつも一緒に過ごしている。
やがて、ある事件をきっかけに、ジョーは実の父親を、サイモンはこの世に生を受けた自分の使命は何かを探し始める。
知的で快活な主人公を自然体で演じるI・M・スミスと、繊細な心優しい親友役J・マゼロの好演がさわやかな感動を与える。
いわゆる難病ものだが、明るくウィットを利かせた作りになっているのが良かった。
また信仰に根差した神々の問題にも辛口で触れているあたりが妙味だった。
いずれにせよ、ふたりの少年の好演は、忘れ難い余韻を残してくれている。
ちなみに、J・キャリーのカメオ出演も話題となったが、それよりジョーの母親役のアシュレイ・ジャッドの美しさには惹かれましたね!
動画とあらすじ
《あらすじ》
12歳で身長が96センチしかないサイモン・バーチ。生まれたときから医者に一晩も持たないだろうと見放されながら、今まで生き続けた奇跡の子供。
両親からは気味悪がられて愛情を注いでもらえなかったが、父親のいない親友のジョーとともに野山を駆けめぐる元気な子供に成長した。
体が小さいことを除けば、普通の子供と変わらないサイモンは「神様は何か理由があって僕を小さくしたんだ」と信じていた。
小さな僕にしかできない、何かの役に立つことがきっとくる…、そう思いながら日々を過ごすサイモンに、やがて試練の時が訪れる。
作品データ
《スタッフ》
製作総指揮:ジョン・バルデッチ
製作:ローレンス・マーク、ロジャー・バーンバウム
監督・脚本:マーク・スティーブン・ジョンソン
原作:ジョン・アービング
撮影:アーロン・E・シュナイダー
美術:デビッド・チャップマン
音楽:マーク・シェイマン
《キャスト》
出演:
ジョセフ・マッゼロ
イアン・マイケル・スミス
アシュレイ・ジャッド
オリバー・プラット
デビッド・ストラザーン
ダナ・アイビ
ジャン・フックス
ジム・キャリー
《こぼればなし・裏話》
📌 主演のイアン・マイケル・スミス本人も小人症で、リアリティある演技が評価された。
📌 原作者ジョン・アーヴィングは映画化に納得せず、クレジットから名前を外している。
📌 クリスマス劇のシーンは、原作と映画の違いを象徴する場面として語られることが多い。
《原題の意味合いとは》
原題「Simon Birch」は主人公の名前そのもの。彼という存在そのものを物語の中心に据え、小さな体で大きな奇跡を起こす少年を象徴している。
《総評として》
涙を誘う物語としては十分に力を持つが、演出が過剰で押しつけがましい部分もある。世間の評価は二分されるが、友情と使命を真正面から描いた純粋さは強みであり、主人公サイモンの存在が作品全体を支えている。
心を揺さぶる寓話として記憶に残る一本。
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