原題:Sling Blade 製作国:アメリカ 製作年:1996年 上映時間:134分
ジャンル:ドラマ おすすめ度:★★★★☆/4.5点

作品解説・コメント

理解を超える犯罪を犯した25年後、無口な男カールがついに帰宅する。ビリー・ボブ・ソーントンが監督・脚本・主演を兼ね、アカデミー脚色賞に輝いた野心作。

かつて母の浮気相手を殺害した男と孤独な少年との交流を通し、人の心の在り方を綴る。

本作といい、バーバーといいビリー・ボブ・ソーントンの個性的な演技には毎回、脱帽です。

淡々として始まり、淡々と終わる中に、何か暖かいものがたたずんでる。

そんな、淡々と心に響くストーリーを寓話的タッチで括ったソーントンの手腕は見事ですな。

ソーントン自身の不気味な表情や巧みな演技、これがとてつもなくすばらしく、とても感動しました。

人間というものは、色んな人生を送り、色んな事情を抱え生きているんだ。

今の現実もそうですが、複雑な人間関係、偏見や傲慢さ、怒り、そして、人としての優しさ。

主人公を通して、色んなことを考えさせてくれる作品ですし、自分の日々の生活に目線を下げさせられるよな主人公の強さに微笑み、温度のある映画だ!と感じました。

派手な作品ではありませんが、何か心に残るものがあるのは何故でしょう。
是非、御覧になってください。

動画とあらすじ

《あらすじ》
母親の浮気現場を目撃し、母とその相手を殺害した知的障害者のカール。

25年間の精神病院生活を終え、故郷の町に帰ってきた彼は、そこで父親のいないフランクという少年と親しくなる。

だが少年の母親が恋人の暴力に悩んでいる姿を見た時、彼の中である決意が芽生える…。

作品データ

《キャスト》
出演:
ビリー・ボブ・ソーントン/カール
ロバート・デュヴァル/カールの父
ドワイト・ヨーカム/ドイル
J・T・ウォルシュ/チャールズ
ジョン・リッター/ヴォーン
ルーカス・ブラック/フランク
ナタリー・キャナディ/リンダ
ジェームズ・ハンプトン/ウールリッジ

《スタッフ》
監督:ビリー・ボブ・ソーントン
製作:ブランドン・ロッサー
脚本:ビリー・ボブ・ソーントン
撮影:バリー・マーコウィッツ
衣裳:ダグラス・ホール
編集:ヒューズ・ウィンボーン

公開情報:劇場公開(アスミック)
初公開年月:1997/12/

爺さん頑張ってます!
↓ ↓ ↓
にほんブログ村 シニア日記ブログへ