(邦題)「モーター・シティ・シーン/サド・ジョーンズ」
この街はこの産業に関連して多くのブルーカラー層が住みつき、この中から多くの優秀なジャズメンを生み出した街である事は有名です。
「JAZZMEN DETROIT」なんてSAVOYのアルバムもあるぐらいですからね。
このアルバムは、サド・ジョーンズのリーダーアルバムですが、その他デトロイト出身のプレーヤーで構成された1959年のセッションです。
トミー・フラナガンやポール・チェンバースの好サポートのもとで躍動し、フロント陣のビリー・ミッチェルとアル・グレイが熱いです。
当時のブルーノートなどのハードバップに比べるとファンキー度はやや落ちますが、全体的に何か知的な印象を感じます。特にトミー・フラナガンが光ってます。
また、デトロイトが生んだジャズミュージシャンたちの才能と独自の音楽性を感じさせるアルバムでもあると感じますす。
アルバム全体を通して、各トラックには個性的なアレンジとソロがあり、サド・ジョーンズと他のミュージシャンたちの才能が発揮されています。
『Motor City Scene』は、デトロイトのジャズ黄金期を代表する作品であり、その魅力を存分に楽しむことができる貴重なアルバムです。
Track&Personal
New York October 24 & 32, 1959
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