原題:The Debt 製作国:アメリカ 製作年:2010年 上映時間:113分
ジャンル:スパイサスペンス おすすめ度:★★★★☆/4.0点
作品情報・コメント
2007年のイスラエル映画「The Debt」をハリウッドリメイクしたスパイサスペンス。1965年、
イスラエルの秘密諜報機関モサドの工作員(スパイ)レイチェル、スティーブン、デイビッドは、ナチスの戦犯ボーゲル外科医を捕らえるべく東ドイツに潜入する。
ボーゲルが逃亡を図ったためやむを得ず射殺したものの、帰国した3人は英雄として讃えられる。
そして1997年、デイビッドが謎の自殺を遂げる。その背後には、30年前の作戦に関する重大な秘密が隠されていた。
3人の英雄たちは拍手と共に迎えられるが、彼らの顔は何故かうかない。何で?
そしたら、一人の男が車に飛び込んで自殺。ますます、何で?って疑問を感じる。
そんなスタートで物語ははじまるが…….。
過去を回想する前半は、フォーゲルを捕まえるまでの流れは、テンポもあって凄まじさも良い流れだと納得!
脱出失敗後の3人の若年スパイチームと老練・狡猾なフォーゲルとの心理戦。このやりとりにスリル感があって面白さを感じました。
そして現在に戻る。
かなり強引なタイミングのような気もしたが、流れのスムーズでカバーしたような!
まぁ、そこまで気にはならないか!
ラスト、フォーゲルが、ウクライナで生きているとわかり、レイチェルが殺そうとするが、人違いが発覚。と思ったら現れた!(映画だもん)
ここまで必要はない気がしましたが、結果として良かったんだけど。彼らには長い、長〜い30年間だったでしょう。
最後に、30年間英雄として扱われてきて、それが、嘘でしたと真実を明らかにできるか。「真実は豪華なものだ」という言い方はなかなか的を射ている。
真実が必ずしも人を幸せにするものではないという難しい問題ですが、真実を明らかにするなら、せめて娘さんの本の出版前にしてあげたらよかったのにって感じるのは,私だけ?
動画とあらすじ
《あらすじ》
1965年、偽名を使い産婦人科医として生き延びているナチスの戦犯ヴォーゲルを誘拐し裁判にかけるため、イスラエルの秘密諜報機関モサドからレイチェル、スティーヴン、デイヴィッドの3人の工作員が東ベルリンに潜入する。
彼らに囚われたヴォーゲルは逃亡を試みてレイチェルに射殺され、ヴォーゲルを連れ帰ることには失敗したものの悪魔に正義の鉄槌を下した3人、特に顔に大きな傷を残すことになったレイチェルは英雄となる。
1997年、モサドの長官となっているスティーヴン、スティーヴンとの間に一児をもうけたものの離婚したレイチェルは、デイヴィッドが不穏な死を遂げたことを知る。
その背後には、30年前のあの作戦にまつわる重大な秘密が関与していた。そして今、その陰はレイチェルとスティーブンにも忍び寄ろうとしていた。
作品データ
《キャスト》
出演:
ヘレン・ミレン
サム・ワーシントン
ジェシカ・チャステイン
ジェスパー・クリステンセン
マートン・ソーカス
キアラン・ハインズ
トム・ウィルキンソン
《スタッフ》
監督:ジョン・マッデン
製作:マシュー・ボーン、クリス・サイキエル、エドゥアルド・ロソフ、エイタン・エバン
製作総指揮:タルキン・パック
脚本:マシュー・ボーン、ジェーン・ゴールドマン、ピーター・ストローハン
撮影:ベン・デイビス
美術:ジム・クレイ
編集:アレクサンダー・バーナー
音楽:トーマス・ニューマン
衣装:ナタリー・ウォード
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