これこそノスタルジックの集約だ!

原題:Biloxi Blues 製作国:アメリカ 製作年:1988年 上映時間:107分 ジャンル:ドラマ
私のおすすめ度:★★★★☆/4.0点

作品情報・コメント

1945年ミシシッピー州ビロクシー軍事訓練校にやってきたジェロームら6人。彼らが、厳しい訓練教官トゥーミー軍曹のもと、次第に成長してゆく姿をノスタルジックに描く自伝的作品。原作者は、ニール・サイモン。

2012年に観ましたが、とても心地の良い作品でした。もう一度観たくてVODを探したまわった結果、有りました。appleTVで!

劇中良かったのは、ビロクシー訓練所に向かう列車内での主要人物の人物描写のシーンから、トゥーミー軍曹による兵隊精神を頭を通り越して、からだに叩き込む訓練が次々と続くんです。

そんな中、「ハウ・ハイ・ザ・ムーン」や「メモリーズ・オブ・ユー」などのスタンダード・ナンバーが流れ、苦しきムードの中にノスタルジック?を感じさせます。 

軍隊ものとはいえ、終戦間際だったので、作品自体に落ち着き感がなく、フワフワ感タップリで、彼らが本当に戦地へ行く状態とは思えない。

やはり、この作品は、ノスタルジックが勝ってるような気がします。まあ、それが、再視聴したくなった要因なのかもしれません。

思い出したことは、環境は違えど、この年頃って私も含め、同じ思いや感情が交差して成長するんだ。あの頃は楽しかったな〜って!

それに、トゥーミー軍曹は「愛と青春の旅だち」のフォーリー軍曹を連想しました。鬼教官でありながらも人間味が滲み出る人物像は、重なる部分がある様に思いました。

そんなクリストファー・ウォーケンは、とても人間味を感じさせとても好演でした。神経質で、病的なイメージのある役が多いように 思うんですが・・・。彼のこういう演技をもっと見てみたいです。しかし、最後はちょっとビビりましたね。どうなるんだって!

動画とあらすじ

《あらすじ》
1945年の夏、徴兵されたユージン・モーリス・ジェローム(マシュー・ブロデリック)はミシシッピ州のビロクシ訓練所に参加してた。同期生は同じように高校卒業と同時に徴兵された若者達で、唯一文学の才能を秘めたエプステイン(コリー・パーカー)以外、彼は嫌いだった。

そんな感想をひそかに日記につけていた。訓練所ではトゥーミー軍曹(クリストファー・ウォーケン)の厳しい指導の下10週間にわたる本格的訓練が始まった。

彼らの唯一の楽しみは48時間の自由行動日だった。娼婦ロイーナ(パーク・オーヴァーロール)の手ほどきでジェロームもめでたく初体験を済ませる。

そんなおり、ジェロームの日記が仲間たちに見られてしまう。なにぶんエプステイン以外はがさつで嫌いだったのだが、そんな彼はみんなから怒りを書くことになる。

さらにエプステインも、ホモだと疑われていて大きなショックをうける。折しも訓練所内で同性愛事件が発覚し、疑惑の目がエプステインに注がれ(実際彼はホモではなかったのだけど)、ジェロームは書くことの恐ろしさを痛感する。

作品データ

《キャスト》
出演:
マシュー・ブロデリック/ユージン・モーリス・ジェローム
クリストファー・ウォーケン/トゥーミー軍曹
コリー・パーカー/エプステイン
ペネロープ・アン・ミラー/デイジー・ハニガン
《スタッフ》
監督:マイク・ニコルズ
製作:レイ・スターク
原作:ニール・サイモン
脚本:ニール・サイモン

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