原題:Places In The Heart 製作国:アメリカ 製作年:1984年 上映時間:112分
ジャンル:ドラマ 私のおすすめ度:85点
作品解説・コメント
アカデミー賞主演女優賞に輝いたサリー・フィールドの熱演に注目。
いきなり冒頭では、朝食の前の祈りを家族で行っているシーンが続く。
我々日本人では,ちょっと理解できないが、この作品を観ていると心が穏やかになる。
シングルマザーの前に、いきなり黒人が職を求めにやってくるし、後に目の見えない青年が下宿し出す。
なんとも,面白い組み合わせ。
そんななか、借金の困った主人公に,彼ら二人は寄り添い助け合う。
人生での弱者であるシングルマザー、黒人、そして障害者など、すべての弱者を見つめている辺りが素晴らしい。
そしてその繋がりは、ほんわかと心が伝わる作品でもある。
見終わったときには,優しい時代のアメリカがあった。
ただ、ここでも黒人問題はメッセージ性はあったが、最後のシーンは泣ける。
ちなみに、個性派俳優ジョン・マルコヴィッチ。ダニー・グローバーが脇を固め作品を盛り上げている。
映画初出演となったマルコヴィッチは、本作でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされ、その実力を強く印象付けた。
動画とあらすじ
《ザックリあらすじ》
時は1935年のテキサス。酔っ払いの黒人によって誤って撃ち殺された保安官の妻、エドナ。
それまで家計は夫に任せ切りで家に借金がある事すら知らなかった彼女は、銀行から期限までにお金を返さなければ家を売るように言われ、二人の子供を抱えて途方にくれてしまう。
そんなある日、物乞いに現れた黒人に家の前の畑で綿花を育てればいい金になる事を教えられ、彼を雇って畑仕事を開始する。
途中、頑に心を閉ざす盲人の下宿人の面倒を見ることになったり、竜巻の被害にあったりと苦難の道を辿るが持ち前の頑張りでなんとか乗り切り、収穫の日を迎えるのだったが……。<allcinema>
作品データ
《キャスト》
出演:
サリー・フィールド
リンゼイ・クローズ
エド・ハリス
ダニー・グローヴァー
ジョン・マルコヴィッチ
エイミー・マディガン
テリー・オクィン
バート・レムゼン
《スタッフ》
監督:ロバート・ベントン
製作:アーレン・ドノヴァン
製作総指揮:マイケル・ハウスマン
脚本:ロバート・ベントン
撮影:ネストール・アルメンドロス
衣装デザイン:アン・ロス
音楽:ジョン・カンダー
公開情報:劇場公開(COL)
初公開年月:1985/03/