
プラダを着た悪魔(2006)
【作品解説】
プラダを着た悪魔は、メリル・ストリープとアン・ハサウェイ共演の痛快コメディー。
ジャーナリスト志望のアンディは、ひょんなことから一流ファッション誌の編集部へ。だが待っていたのは、完璧主義で冷酷とも言える編集長ミランダだった。
次々と突きつけられる無理難題に翻弄されながらも、アンディは仕事と自分の人生に向き合っていく。
見どころは、ストリープが放つ圧倒的な存在感。静かな声と視線だけで場を支配する演技はまさに圧巻。また、華やかな衣装の数々とテンポの良い展開が、物語を軽快に彩っている。
愛と哀しみの旅路(1990)
愛と哀しみの果ては、アラン・パーカーが日系アメリカ人強制収容という史実を背景に描いた、静かに胸を締めつけるドラマ。
1930年代ロサンゼルス。労働運動に身を投じてきたジャックは、日系人の娘リリーと恋に落ちる。
周囲の偏見を押し切って家庭を築き、娘にも恵まれるが、太平洋戦争の勃発がすべてを引き裂く。ジャックは戦地へ、リリーと家族は収容所へ――。
見どころは、国家の理不尽に翻弄されながらも崩れきらない家族の絆。
派手な演出ではなく、淡々と積み重ねられる日常の崩壊が、かえって痛いほど心に残る。歴史の影に埋もれがちな物語を、真正面から描いた一本。
出演:デニス・クエイド、タムリン・トミタ、サブ・シモノ、シズコ・ホシ ほか
リオの男(1964)
ジャン=ポール・ベルモンド主演の痛快冒険アクション・コメディー。空軍パイロットのアドリアンは、休暇中のパリで恋人アニエスを目の前で誘拐される。
事件の裏には、博物館から盗まれたアマゾン古代文明の秘宝が絡んでいた。犯人を追い、彼は勢いのままリオデジャネイロへ――。
見どころは、ベルモンドの身体を張ったアクションと軽妙なユーモア。
屋根から屋根へと駆け回るスピード感、危機の連続なのにどこか明るい空気感が、この映画をただの冒険譚で終わらせない。理屈抜きで楽しめる王道エンターテインメント。
天地創造(1996)
天地創造は、ジョン・ヒューストン監督が旧約聖書の創世記を壮大なスケールで映像化した歴史スペクタクル。
「アダムとイブ」「カインとアベル」「ノアの箱舟」「ソドムとゴモラ」――人類の原点を成す神話を、重厚かつ荘厳なタッチで描く。
ヒューストン自らノアを演じ、ピーター・オトゥール、エヴァ・ガードナーら国際色豊かな名優が脇を固める。
見どころは、圧倒的なスケール感と神話世界を立体化する映像美。撮影はジュゼッペ・ロトゥンノ、音楽は黛敏郎が担当し、その荘厳な響きは物語に深い精神性を与えている。娯楽を超え、信仰と人間の原罪に向き合う、堂々たる一本。
製作:ディノ・デ・ラウレンティス
脚本:クリストファー・フライ
撮影:ジュゼッペ・ロトゥンノ
音楽:黛敏郎
出演:ピーター・オトゥール、ジョージ・C・スコット、エヴァ・ガードナー ほか
帰らざる河(1954)
帰らざる河は、ロバート・ミッチャムとマリリン・モンローが共演した名作西部劇。モンローが歌う主題歌も大ヒットし、作品に独特の余韻を残している。
ゴールドラッシュに沸くアメリカ北西部。開拓者マットは、行方不明だった息子を捜しに町へやって来る。息子を預かっていたのは酒場の歌手ケイ。やがて三人は激流を下る危険な旅へと巻き込まれていく。
見どころは、カナディアン・ロッキーを背景にした雄大なロケーションと、極限状況の中で芽生える信頼と絆。ミッチャムの無骨な存在感と、モンローの繊細さが意外な化学反応を生み出す一本。
原題:RIVER OF NO RETURN (1954年・アメリカ)
監督:オットー・プレミンジャー
出演:ロバート・ミッチャム、マリリン・モンロー、ロリー・カルホーン ほか
スター・ウォーズ/帝国の逆襲 【エピソード5】(1980)
スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲は、ジョージ・ルーカスが製作総指揮・原案を務めたシリーズの転換点ともいえる一作。
帝国軍の猛攻で反乱軍は氷の惑星ホスから撤退。ルークは惑星ダゴバでヨーダのもと修行を重ねる。
一方、ハン・ソロとレイア姫はベスピンへ向かうが、そこにはダース・ベイダーの影が忍び寄っていた。
見どころは、フォースの本質に迫るルークの葛藤、そして物語後半に訪れる“銀河の運命を揺るがす衝撃の告白”。希望に満ちた前作とは対照的な重く深いトーンが、シリーズに決定的な奥行きを与えた一本。
監督:アービン・カーシュナー
音楽:ジョン・ウィリアムズ
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019)
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドは、クエンティン・タランティーノが1969年のロサンゼルスを舞台に描いた、哀愁と映画愛に満ちた一作。
落ち目の俳優リックと、彼を支えるスタントマンのクリフ。時代の波に飲み込まれつつあるハリウッドで、二人は静かに、それぞれの居場所を探している。
史実とフィクションを大胆に織り交ぜながら、物語はゆるやかに進んでいく。
見どころは、レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットの抜群のコンビネーション、そしてタランティーノならではの“暴発する終盤”。静かな時間の積み重ねが、あの瞬間の衝撃を何倍にも増幅させる。これは単なる再現劇ではなく、映画という夢への大胆な再解釈である。
今回も長々とお付き合いありがとうございました!
尚、乱文についてはご容赦を!
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