私が好きなロリンズの傑作!『Sonny Rollins Vol. 2』ご紹介です。

このアルバムは、ロリンズの中でも代表作の一つと言われ、収録された曲はどれもすばらしい演奏ばかりです。

おすすめは、ユー・ステップ・アウト・オブ・ドリームですが、他にも名曲が目白押しのアルバムでもあります。

アルバムジャケット、スタイリッシュで格好いいですね!

ブルーノートって会社は、何においても手を抜くことはしませんね。

収録する曲や録音、それにアルバムの顔となるアルバムジャケットにも同様で、まことに手堅い処があります。

余談はさておき、ソニー・ロリンズという人は現在のジャズ界でも、「ジャズの巨人」という肩書きを付けられるひとりだと感じます。

彼は、ブルーノートに4枚の作品を残していますが、このアルバムはそのうちの2作目にあたるものです。

ハード・バップ・エイジを代表するメンバーに囲まれて、27歳のロリンズがはつらつとしたプレーを聴かせてくれます。

収録曲を説明するならば、1. ホワイ・ドント・アイと、2.ウェイル・マーチは、ロリンズ自身のオリジナル。

次の2曲、モンクのオリジナル曲。最後の2曲が、 スタンダードとなります。

アルバムがはっきりと3部構成になっているのも、興味深い点です。

彼自作オリジナルを聴くかぎり、この頃のロリンズは勢いみたいなものを感じます。そして、ダイレクトにその感が伝わってきます。

セロニアス・モンクは、続く自作2曲のみの参加でした。

いずれもモンク・オリジナルの定番中の定番となる極めつきの曲であるが故、バンドがあのユニークなモンクス・ワールドへと…………..。

面白いのは、「ミステリオーソ」です。

なんとモンクとホレス・シルヴァーが1台のピアノをパートによって弾き分けるという趣向です。

ジャズ・ファンの泣き所をよく心得た好演出だと感じます。

このアルバムは、ロリンズの代表作の1枚ということだけでなく、この時代の活力であり、ジャズそのものを代表する名作と言っても過言ではないでしょう。

ちなみにジョー・ジャクソン(Joe Jackson)も「ボディ・アンド・ソウル(Body & Soul)」というアルバムで、このジャケットを真似ていりると聞きましたが、有名な話と言うことです。

最後に私のお気に入りユー・ステップ・アウト・オブ・ドリームをお聴きください!

トラック&メンバー

Side 1
1. ホワイ・ドント・アイ (ローリンズ) – 5:44
2. ウェイル・マーチ (ローリンズ) – 6:11
3. ミステリオーソ (モンク、デンジル ベスト) – 9:24

Side 2
4. リフレクションズ (モンク) – 7:03
5. ユー・ステップ・アウト・オブ・ドリーム (ナシオ・ハーブ・ブラウン、ガス・カーン) – 6:24
6.プア・バタフライ (レイモンド・ハッベル、ジョン・ゴールデン) – 6:06

Sonny Rollins (ts)
Jay Jay Johnson (tb)(4 を除く)
Horace Silver (p)(4 を除く)
Thelonious Monk (p)(3, 4)
Paul Chambers (b)
Art Blakey (ds)

合計時間:40:52

記録:
1957年4月14日
スタジオ:ヴァン・ゲルダー・スタジオ、ハッケンサック
爺さん頑張ってます!
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