ケニー・ドーハムの唯一無二の名盤は今でも聴かれている!
学生時代,よくコピーしたアルバムのひとつであり、愛聴盤でもあります。
時として思うことは、ドーハムってそれほど有名でもなかったようにも感じます。
その時代トップで走っていたわけではないし。
しかし、時として良いアルバムがうまれ、今でもみんな聴かれ、愛される名盤「クワイエット・ケニー」でもあある。
1曲目「ロータス・ブラッサム/蓮の花」、ドーハムの有名な曲で有り私の好きなナンバーです。
普段目立たない彼ですが、このアルバムでのトランペットは特に良い音出しています。
この頃は、上手いトランペット奏者が多かった気がします。
例えば、リー・モーガン、ケニー・ドーハム、クリフォード・ブラウン、ブルー・ミッチェル、ドナルド・バード、アート・ファーマーなどなど。
前述したトランペッターたちは、アート・ブレイキーのザ・ジャズ・メッセンジャーズ出身と聞きますからブレーキーって人は才能を開花させる名人?
尚、アルバムメンバーは、ピアノがトミー・フラナガン、ベースがポール・チェンバース、ドラムがアート・テイラーという、この時代の花形メンバーです。
タイトルのように、このアルバムは全体的に静かなムードで、肩の力が抜けている感じです。
それは、トランペットのワン・ホーン・カルテットという編成だからですね。
ワン・ホーンの場合、だと、吹きまくるというよりも聴かせるという感じになるんでしょうね。
彼は同時期に、 アルト・サキソフォンのジャッキー・マクリーンと双頭コンビでやっていましたから、その反動が出たのではないという説もあります。 (タイトルに現れている)
このアルバムは、夜に聴くのがいいでしょうね。ウイスキーのオンザロックでも飲みながら。
古くならない、名盤ですね
作品データ
《トラックリスト》
1. Lotus Blossom [also known as “Asiatic Raes”] (Dorham) – 4:39
2. My Ideal (Newell Chase, Robin, Whiting) – 5:06
3. Blue Friday (Dorham) – 8:46
4. Alone Together (Howard Dietz, Arthur Schwartz) – 3:11
5. Blue Spring Shuffle (Dorham) – 7:38
6. I Had the Craziest Dream (Gordon, Warren) – 4:40
7. Old Folks (Dedette Lee Hill, Willard Robison) – 5:11
8. Mack the Knife (Bertolt Brecht, Kurt Weill) – 3:02 Bonus track on CD reissue
《パーソナル》
Kenny Dorham – trumpet
Tommy Flanagan – piano
Paul Chambers – bass
Art Taylor – drums
Recorded November 13, 1959
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