「Bill Evans – For Lovers」は、ビル・エヴァンスのアルバムで、2004年にリリースされ、11曲、51分の収録時間です。
このアルバムは、ロマンティックな恋人たちの時間を演出するコンピレーション・シリーズ『フォー・ラヴァーズ』の1枚です。
彼の60年代の名演から美しくロマンティックなナンバーが選曲されています。
ちなみに、ビル・エバンスは白人ピアニストの巧みな演奏で知られ、1960年代から1970年代にかけて、モダン・ジャズ・ピアノの新しいスタイルを築き上げました。
その独自の音楽性でジャズの世界に新たな息吹をもたらしました。彼のロマンティックで幻想的な演奏スタイルは、聴衆に深い感銘を与えます。
その彼の素晴らしいエキスとでも言うんでしょうか。まさにそれがぎゅっと詰まった名盤?と感じます。
タイトルが『For Lover』と言うだけあってそのリルカルな演奏は魅了されます。
エヴァンスの忠実なファンとして、以前からこのコンピレーションが存在することは知っていましたが、そのジャケットのせいで手に取る気になれませんでした。
しかし、じっくり聴いていると、まるで予想外の宝箱が開かれたような感覚に襲われましたね。
聴き続ければ続けるほ、どウーン、これがまさに音楽の魔法ですな。
まるで異次元の美しさが広がっています。このコンピレーションの魅力に気づかせてくれた、何とも言えない感謝の気持ちです。
1曲目の「For Heaven’s Sake」から始まり、Trio64での印象は薄かった曲が、改めて耳にすると心に深く染み入ります。
そして、2曲目の「But Beautiful」(Stan Getz & Bill Evans)も、まるで幻想的な旅に連れて行ってくれるような感覚。
選曲者(Ken Druker)の才能に感嘆しつつ、エヴァンスの音楽の深さに改めて圧倒されました。
オリジナルアルバムに収められた全曲が、まさに耳を傾ける価値あり。
まあ、ジャズやエヴァンスに疎い方にも、この美しいバラード集はまさに「感動」の体験でしょう。気に入った曲があれば、そのオリジナルアルバムのCDも手に取ってみてください。
そこに広がるのは、ビル・エヴァンスの音楽が紡ぐ奇跡の世界で、どれだけ深く没頭しても飽きることはないことでしょう。(ちょっと褒めすぎ>?)
Track&Personal
Track
1.For Heaven’s Sake
2.But Beautiful
3.If You Could See Me Now
4.Time For Love, A
5.Spring Is Here
6.It Must Be Love
7.Lover Man
8.Only Child
9.My Foolish Heart
10.Melinda
11.Danny Boy
Personal
Bill Evans & Friends
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