(邦題)キャノンボール・アダレイ/ノウ・ホワット・アイ・ミーン

「Know What I Mean?」は1961年の1月から3月にかけて録音されました。私には彼らの最も素晴らしいコラボレーションだと思います。

ちなみにエヴァンスは、ほぼ共同リーダーのような立場を取っています。

ファンキータッチのキャノンボールと、“リリシズム”のビル・エヴァンスが 「ワルツ・フォー・デビー」を演奏するって、いかにもミスマッチに思えるがそんなことはなっかた。互いに気を配っていた感じ!

そりゃ、二人ともマイルスのサイドマンを務めた仲、 相手の手の内は知り尽くしているはず。 それに、 キャノンボールは思いのほか柔軟なミュージシャンで、ちゃんとエヴァンスの世界に溶け込んでいるのが素晴らしい。

キャノンボールは、このアルバムに収録されている曲をそれまで一度も録音したことがなく、これ以降も録音することはなかったようです。ビル・エヴァンスとの思い出にしたかったのかなって、勝手に解釈してますが……..。

まぁ、何とも心地よい雰囲気で、とてもいいアルバムと感じます。

track listing & Personnel

《Tracking》
1. Waltz for Debby (Bill Evans, Gene Lees) – 5:15
2. Goodbye (Gordon Jenkins) – 6:15
3. Who Cares? (Take 5) (George Gershwin, Ira Gershwin) – 5:57
4. Venice (John Lewis) – 2:55
5. Toy (Clifford Jordan) – 5:09
6. Elsa (Earl Zindars) – 5:52
7. Nancy (With the Laughing Face) (Phil Silvers, Jimmy Van Heusen) – 4:08
8. Know What I Mean? (Re-take 7) (Evans) – 4:54
9. Who Cares? (Take 4) – 5:55
10. Know What I Mean? (Take 12) – 7:01

《Personnel》
Cannonball Adderley – alto saxophone
Bill Evans – piano & arranger
Percy Heath – acoustic bass
Connie Kay – drums

トラック 2 ~ 3、7、9 ~ 10 は 1961 年 1 月 27 日。
トラック 5 と 6 は 2 月 21 日。トラック 1、4、8 は 1961 年 3 月 13 日。
全てニューヨーク市のベル サウンド スタジオで録音。

爺さん頑張ってます!
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