
アポロ13(1995)
【作品紹介】
1970年4月、月へ向かって打ち上げられたアポロ13号。しかし飛行中に爆発事故が発生し、宇宙船は酸素と電力の大半を失ってしまう。月面着陸どころか、地球へ帰れるかどうかさえ分からない絶望的な状況。
それでも、3人の宇宙飛行士と地上管制スタッフは決してあきらめず、限られた時間と機材の中で、生還への道を探り続ける。
見どころは、宇宙と地上が一体となって“生きて帰す”ために知恵を絞る緊迫感。トム・ハンクス、エド・ハリスをはじめとする実力派俳優が共演。
ロン・ハワード監督が、実際に起きたアポロ13号の救出作戦を、緊張感あふれる演出と確かな人間ドラマで描いた宇宙映画の名作。派手なSFではなく、人間の知恵と冷静さ、そしてチームの力に胸が熱くなる一本。アカデミー編集賞、音響賞を受賞したのも納得の完成度です。
監督:ロン・ハワード
原作:ジム・ラベル、ジェフリー・クルーガー
出演:トム・ハンクス、ケビン・ベーコン、ビル・パクストン、ゲイリー・シニーズ、エド・ハリス ほか
蜩ノ記(2014)/ 番外編
【作品紹介】
役所広司、岡田准一共演。葉室麟の直木賞受賞作を、小泉堯史監督が丁寧な筆致で映画化した時代劇。
元郡奉行の戸田秋谷は、ある大事件の責任を問われ、10年後の切腹を命じられていた。その日までの間、藩の歴史をまとめる家譜の編さんを任され、静かに幽閉生活を送っている。
執行まで残り3年となったある日、秋谷を監視するため、若き藩士・檀野庄三郎が派遣される。ともに暮らすうちに、庄三郎は秋谷の誠実な人柄、家族との深い絆、そして穏やかな覚悟に触れていく。やがて彼は、秋谷がなぜ切腹を命じられたのか、その理由に疑問を抱き、事件の真相を追い始める。
見どころは、死を前にしても乱れない秋谷の生き方と、それに触れて変わっていく若き藩士の心の揺れ。派手な殺陣で見せる時代劇ではなく、人の品格、家族の情、武士としての矜持を静かに描いた余韻深い一本。役所広司の重みと岡田准一のまっすぐな存在感が、物語にしっかりとした芯を与えています。
イングロリアス・バスターズ(2009)
【作品紹介】
ブラッド・ピット主演。鬼才クエンティン・タランティーノ監督が、第二次世界大戦を大胆に料理した異色の戦争映画。1944年、ナチス占領下のパリ。
家族を殺されたショシャナは、名を変えて映画館主として暮らしていた。しかし、ヒトラーやナチス高官が出席する上映会の開催が決まり、彼女はその劇場を舞台に、壮絶な復讐計画を進めていく。
一方、連合軍のレイン中尉率いる特殊部隊“バスターズ”も、ヒトラー暗殺を狙って映画館へ潜入する。
見どころは、史実をねじ伏せるようなタランティーノ流の語り口と、会話だけで張りつめる独特の緊張感。なかでも、敵役ランダ大佐を演じたクリストフ・ヴァルツの不気味な存在感は圧巻。
カンヌ映画祭男優賞、アカデミー助演男優賞を受賞したのも納得の怪演です。戦争映画でありながら、復讐劇であり、映画そのものへの偏愛も詰め込まれた、クセは強いが忘れがたい一本。
ラスト・シューティスト(1976)
【作品紹介】
名優ジョン・ウェインの遺作となった、ドン・シーゲル監督の傑作西部劇。1901年、ネバダ州。
伝説の老ガンマン、J・B・ブックスは、ホステトラー医師からガンで余命わずかと宣告される。静かな最期を迎えようと、ロジャース夫人の下宿に身を寄せるが、その名声を利用しようとする者、過去の因縁を清算しようとする者たちが、次々と彼の前に現れる。
見どころは、老いたガンマンが自分の死に場所と生き様を、最後まで自分で選ぼうとする姿。派手な銃撃戦よりも、ひとりの男の誇りと終幕をじっくり見せる西部劇で、ジョン・ウェイン自身の人生とも重なるような重みがある。
共演はローレン・バコール、ジェームズ・スチュワート。ブックスを慕う青年を演じる、若き日のロン・ハワードにも注目です。
原題:THE SHOOTIST (1976年・アメリカ)
監督:ドン・シーゲル
原作:グレンドン・スウォースアウト
脚本:マイルズ・フッド・スウォースアウト、スコット・ヘール
ナバロンの要塞(1961)
【作品紹介】
グレゴリー・ペック主演。アリステア・マクリーンの傑作冒険小説を映画化した、戦争アクション映画の名作。
第二次大戦下、ドイツ軍はナバロン島に巨大砲台を築き、エーゲ海の島々を制圧していた。ケロス島にはイギリス軍兵士2000人が孤立し、ドイツ軍の総攻撃は1週間後に迫っている。
連合軍は砲台を破壊するため、登山家キース・マロリーをはじめとする特別部隊をナバロン島へ送り込むが、断崖絶壁、敵の包囲、仲間同士の不信と、次々に危機が襲いかかる。
アカデミー特殊効果賞を受賞した迫力ある映像も、この作品の大きな魅力です。
出演:グレゴリー・ペック、デビッド・ニーブン、アンソニー・クイン、イレーネ・パパス ほか
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