原題:The Bridge On The River Kwai 製作国:アメリカ 製作年:1957年 上映時間:155分

ジャンル:ドラマ/戦争 映倫:G  私のおすすめ度:★★★★★/5点

全世界の賞を独占・映画史上最大の栄誉に輝く傑作!人間の名誉と誇りを賭けた壮烈な男の戦い!見ずに死ねない作品です

作品解説・コメント

巨匠D・リーンが、第二次大戦を背景に戦争の愚かさと人間の尊厳を描き出した不朽の名作!アカデミー作品・監督・脚色・主演男優(A・ギネス)・編集・撮影・音楽賞受賞と全世界の賞を独占・映画史上最大の栄誉に輝く作品です。

まあ、戦後50年を過ぎたあたりから、次第に明らかになってきた戦中当時の証言によれば、日本軍の行った捕虜を使っての労役には、もっと非人道的なものがあったようです。

ここで描かれているような事は、まさに絵空事であり、寓話でしかないような気がします。事実とこの作品のすばらしさは、別次元のものと私は思います。

その寓話は、非常に感動的で人間ドラマとしての素晴らしさやスペクタクルの醍醐味を持っているのだと感じます。 自分で造りあげた橋を自分で破壊する。って考えられない。

何とも言いようが無い空しさを感じるのは、私だけでしょうかね。

劇中の斉藤大佐の部屋に「 varga (vulgar) girl」のカレンダーが、目に入り微笑みました。

動画とあらすじ

《ざっくりあらすじ》
タイとビルマの国境近くにある日本軍の捕虜収容所では、連合軍捕虜を使って、国境に流れるクワイ河に橋を架ける準備が進められていた。
 
だが、英軍大佐(ギネス)はジュネーヴ協定に反するとして、所長(早川雪洲)と対立。一方、米軍捕虜の海軍少佐(ホールデン)は脱走を試み、辛くも収容所を後にした。
 
英軍大佐の気骨に共感した所長は、捕虜の恩赦を条件に再度協力を要請。捕虜たちに生きがいを与えようと考えていた大佐はこれを承諾し、こうして建設工事が始まった。
 
だが同時に、生き延びた米海軍少佐の手引きによって、連合軍による架橋爆破作戦も開始されようとしていた……。<allcinemaより>

作品データ

《キャスト》
出演:
アレック・ギネス/ニコルスン隊長(大佐)
ウィリアム・ホールデン/シアーズ
早川雪洲/斎藤大佐
ジャック・ホーキンス/ウォーデン少佐
ジェフリー・ホーン/ジョイス
ジェームズ・ドナルド/軍医クリプトン
アンドレ・モレル/グリーン大佐
アン・シアーズ
ピーター・ウィリアムズ
ヘンリー大川
 
《スタッフ》
監督:デヴィッド・リーン
製作:サム・スピーゲル
原作:ピエール・ブール
脚本:カール・フォアマン
撮影:ジャック・ヒルデヤード
音楽:マルコム・アーノルド

公開情報:劇場公開(COL)

初公開年月:1957/12/25

ちょっと耳寄りな話

ノーズアートといって戦闘機や爆撃機の鼻先に描かれたセクシーな女子のイラスト。彼女らは総称してバーガガール(varga girl)と呼ばれていました。

ちなみに、varga っていう言葉、実はスペルが間違っていたらしく、正しくは vulgar 「下品な、卑俗な」という意味らしいです。

the vulgar herd などと言い回して「一般民衆」などの意味にもなるそうです。だから varga (vulgar) girl なら「品のよくない女」ということになります。これを見ると、アメリカン魂を感じてしまいます。一時ブームになったとか……。

爺さん頑張ってます!
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