原題:侍タイムスリッパー 製作年:2024年 製作国:日本 上映時間:131分 
ジャンル:SF/コメディ 私のおすすめ度:★★★★☆/4.0

幕末からやって来た侍が、“現代の斬られ役”として生きる!?

作品解説

雷に打たれて現代の時代劇撮影所にタイムスリップしてしまった会津藩士・高坂新左衛門。

目覚めた彼の目に映ったのは、チョンマゲや刀がニセモノだらけの「撮影現場」。本物の侍からすれば、まるで夢か悪ふざけのような光景に戸惑い、混乱し、そして絶望する。

140年前に江戸幕府はすでに滅び、人々はスマートフォンを手に笑い合う。自分が生きていた世界とはまったく異なる現代。

しかし、新左衛門はそこで出会った優しい人々に助けられ、少しずつこの世界を受け入れ始める。そして、己の誇りと剣の腕を頼りに、“斬られ役”として新たな人生を歩んでいくことを決める。

過去に取り残された男が、今という時代の中で自分の役目を見つけていく――
笑って泣けて、ちょっぴり胸が熱くなる、新感覚の時代劇ヒューマンコメディ。

コメント

まさかの展開に爆笑しつつ、気づけばちょっと泣きそうになってる――
それが『侍タイムスリッパー』の魔法やね。

刀を振るえば本物、心意気もガチの幕末侍・高坂新左衛門が、よりによって現代の時代劇撮影所に転がり込むとは…。しかも、行き着いた先が“斬られ役”。

要するに、毎日毎日「うわぁぁ!」って叫びながらバッサリやられる仕事やで。なんちゅう人生の大転換や。

でも、この映画がただのお笑いタイムスリップじゃないのは、新左衛門の真っすぐな生き様がちゃんと描かれてるからやと思う。

刀の腕しか取り柄がない、まさに“昭和もすっ飛ばした男”が、今を懸命に生きようとする姿は、笑えるけど胸にグッとくる。

そして何より、撮影所の人たちがええ人たちなんよ。新左衛門の不器用な優しさに、ちょっとずつ心を開いていくあの空気、たまらんのよね。

言えるのは、時代は変われど、人の情けは変わらんってことやろか。

ラストの立ち回りなんて、笑いながらも「なんでこんなにカッコええねん!」と拍手したくなったで。
令和の世で“真剣勝負”を貫く侍、ここにあり。

いや〜、斬られ役って、実はヒーローなんかも知らんね。

作品データ

《スタッフ》
監督:安田淳一
脚本:安田淳一
撮影:安田淳一
編集:安田淳一
殺陣:清家一斗

《キャスト》
高坂新左衛門/山口馬木也
風見恭一郎/冨家ノリマサ
山本優子/沙倉ゆうの
殺陣師・関本/峰蘭太郎
山形彦九郎/庄野﨑謙

2024年製作/131分/G/日本
配給:ギャガ、未来映画社
劇場公開日:2024年8月17日

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