原題:The Accused 製作年:1988年 製作国:アメリカ ジャンル:法廷ドラマ / 社会派
私のおすすめ度:★★★★☆/4.5点

作品解説・コメント

『告発の行方』は、実際に起きた1983年のマサチューセッツ州での集団レイプ事件を基にした作品。物語は、バーで性暴力を受けたサラ(ジョディ・フォスター)が、司法制度の壁に直面しながらも戦い抜く姿を描く。

特に、ジョディ・フォスターの演技は圧巻で、この作品で アカデミー賞主演女優賞 を受賞した。

映画は単なる被害者の証言にとどまらず、事件を取り巻く 「加害者だけでなく傍観者の責任」 をも問う点が注目に値する。特に、加害者たちを煽った観客たちの罪を追及する展開は、当時のアメリカ社会に大きな衝撃を与えた。

また、本作は**「被害者の行動が責任を問われるべきなのか?」という問題提起をしており、裁判を通じて社会の認識の甘さを浮き彫りにする。

現在でも性暴力問題の議論が続く中で、色褪せることのないメッセージ性を持っている作品だ。
見どころと感想
✅ ジョディ・フォスターの迫真の演技 – 被害者の苦しみ、怒り、恐怖をリアルに表現し、彼女のキャリアを代表する演技の一つとなった。女子が観たらきっと恐怖を感じるだろう!

✅ 社会問題への鋭い視点 – 法廷劇としての緊張感と共に、司法制度の欠陥をかなり浮き彫りにされて作品!

✅ ラストの法廷シーンのインパクト – 被害者だけでなく、加害者を煽った者たちの責任を問う展開が印象に残る。

《ザックリあらすじ》
サラ・トビアス(ジョディ・フォスター)は、ある夜、バーで複数の男たちに襲われる。かろうじて逃げ延びたものの、彼女の証言は軽視され、加害者たちは軽い罪で済まされそうになる。

担当検察官のキャサリン・マーフィー(ケリー・マクギリス)は、事件の真相を追いながら、「ただ見ていただけ」と主張する傍観者たちにも責任があるのではないか?」 と考える。

法廷で戦う中で、被害者であるサラ自身も世間から厳しい目を向けられるが、果たして正義は貫かれるのか──。

“Accused” は英語で 「被告人」 や 「告発された人」 という意味だよ。
映画『告発の行方』(The Accused)の場合は、主人公のサラが被害者であるにもかかわらず、社会から非難される立場に置かれることを示唆しているタイトルになっているね。

単に「告発する」側ではなく、「告発された者」として扱われる理不尽さ も表現しているのがポイント。文脈によっては、”the accused” で「被告人」という法廷用語としても使われるよ!

作品データ

《スタッフ》
監督
:ジョナサン・カプラン
脚本:トム・トパー
音楽:ブラッド・フィーデル


《キャスト》
主演:ジョディ・フォスター(サラ・トビアス)
共演:ケリー・マクギリス(キャサリン・マーフィー / 検察官)
バーン・ピヴァー(ボブ・ジョインズ / 弁護士)
レオ・ロッシ(クリフ)
カーメン・アージェンツィアーノ(検察側弁護士)

劇場公開日:1989年2月18日

お爺さんも頑張ってます!
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