プレミアムシネマ「ラストエンペラー」8/9(水)13:00〜15:44
原題:The Last Emperor 製作国:イタリア・イギリス・中国合作 製作年:1987年
上映時間:163分/PG12 ジャンル:歴史ドラマ 私のおすすめ度:★★★★/☆4.0点/5.0
作品情報・コメント
1987年に公開されたイタリア・イギリス・中国の共同制作によるラストエンペラーは、実在の人物である溥儀(愛新覚羅溥儀)の半自伝的な回想録をもとに制作されました。
清朝最後の皇帝・愛新覚羅溥儀の波乱の生涯を、イタリアの巨匠ベルナルド・ベルトルッチ監督が壮大なスケールで描いた歴史大作となっています。
主演にはジョン・ローンが躍り出ており、ジョーン・チェンやピーター・オトゥールなどが共演しています。
映画は、溥儀が清朝の末期に即位し、その後の辛亥革命や中国の政治的転換、そして日本占領下での溥儀の生活を描写しています。
魅力は、視覚的な美しさと歴史的なドラマが巧みに融合している点にあります。
特に、撮影、美術、衣装デザインなどの要素が素晴らしく再現されており、中でも「紫禁城」の内部の描写には感動を覚えました。
作品を通じて、溥儀の波乱に満ちた人生、中国の歴史的な変遷と一人の皇帝の心情の変化が見事に組み合わさった名作として評価できます。
歴史と個人のストーリーが見事に調和したこの映画は、視聴者に深い感銘を与えることでしょう。
見逃さないように!
言い忘れましたが、音楽も良かった!
リュ・チン(Ryuichi Sakamoto)によって作曲されており、中国の伝統音楽と現代的な要素が組み合わさった独特な雰囲気を持っています。
何の映画作品もそうですが、音楽は映画の雰囲気を一層引き立てる要素だと改めて感じました。
動画ハイライト
《ざっくりあらすじ》
1908年、わずか3歳で皇帝になった溥儀は、紫禁城で宦官たちと昔ながらの生活を送ることに。14歳になった彼はイギリス人家庭教師ジョンストンによって世界に目を向けるようになるが…。
作品データ
《スタッフ》
監督:ベルナルド・ベルトルッチ
製作:ジェレミー・トーマス
脚本:ベルナルド・ベルトルッチ、マーク・ペプロー 、エンツォ・ウンガリ
撮影:ビットリオ・ストラーロ
美術:フェルナンド・スカルフィオッティ
衣装:ジェームズ・アシュソン
編集:ガブリエラ・クリスティアーニ
音楽:坂本龍一、 デビッド・バーン、スー・ソン
《キャスト》
ジョン・ローン
ジョアン・チェン
ピーター・オトゥール
坂本龍一
リチャード・ブゥリ
タイジャ・ツゥウ
ワン・タオ
イン・ルオチェン
ビクター・ウォン
デニス・ダン ほか
配給:東北新社
日本初公開:1988年1月23日
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