《友情とは！》バーディ (1984)

原題：Birdy　製作国：アメリカ　製作年：1984年　上映時間：120分　ジャンル：ヒューマンドラマ

私のおすすめ度：★★★★☆/4.5点

常に独創的な世界を描き続けるアラン・パーカーが、ウィリアム・ワートンの原作を基に映画化！

作品情報・コメント

ベトナム戦争で重度のPTSDを発症した青年と彼の心を癒そうと懸命に努力する親友の姿を描く。悲惨な戦争を背景に、２人の友情と複雑な葛藤を表現したヒューマンドラマ。

1985年のカンヌ国際映画祭で審査員特別グランプリを受賞した。

主演は「フルメタル・ジャケット」のマシュー・モディーンと「赤ちゃん泥棒」のニコラス・ケイジ。

最後のシーンは、いったい何だったんだ！って感じですが、許しましょう。

さて、戦争という殺戮と恐怖のトラウマに支配されている現状の二人がいるんです.

鳥好きでちょっと変わった（かなり変わってます）青年バーディに、振り回されながらも、青春時代を彼と楽しんだアル。

その時代を楽しんでいる二人を見ていると、何だか自分の過去を思い出しました。

良かった、楽しかった。ですから、アルは必死になってバーディを取り返したかったんです。

最後は、悲劇的な結末でなかったんで良かった！

ですが、シリアルな映画じゃなかったんだって感じるのも無理はありません。

ジョンウェインに騙された！という名言があったり、その他所々に、コメディタッチがあったりでよう分からん部分有り。

ただ、戦争が人間をガラリと変えてしまうのを見て、心が痛くなりますし、徴兵で戦争に行かなければいけない人たちの苦悩も感じられる作品でした。

ちなみに、コミカルな場面の「ラ・バンバ」のメロディは何だったんでしょうね。当時のノリ＞？

動画とあらすじ

《ザックリあらすじ》

高校時代の親友だったバーディ（マシュー・モディーン）とアル（ニコラス・ケイジ）は共にベトナム戦争に従事する。

以前から鳥に病的な執着心を持っていたバーディは戦争体験から精神に異常をきたし、軍の精神病院に収監される。

顔面を負傷したアルは別の病院で治療を受けていたが、バーディの治療の協力のため、軍医少佐のワイス（ジョン・ハーキンス）に招集される。

心を固く閉ざしたバーディに高校時代の数々の思い出を語り続けるアル。その努力も虚しく一向に反応を示さないバーディ。