■出生名■出生・出生地・死没
ブッカー・リトルJr.
Booker Little Jr.
1938年4月2日
アメリカ合衆国 テネシー州メンフィス
1961年10月5日(23歳没)
■楽器■collaborators
ジャンル ハード・バップ
トランペット
ジョニー・グリフィン
エリック・ドルフィー

彼のトランペットスタイル及び、サウンドはやはりクリフォード・ブラウンにルーツを感じます。

その歯切れのよいアーティキュレーションとも言うのでしょうか、その磨き抜かれたトーン、バランスのよいフレージングが特徴だと感じます。

60年代、ブラウン以後の新たな最初のトランペット奏者のひとりとも言えますね。

音楽一家に育ったか彼は、
ハイスクール時代トランペットを学び、55年から58年までシカゴ音楽院に籍をおき、楽理とトランペットを深く掘りさげていた。

この時代には彼はクラッシックを主に勉強したが、ジャズに対しても研究をおこたらなかったそうです。

音楽院の3年生とき、シカゴでソニー・ロリンズに会い、彼の紹介で58年の6月にマックス・ローチのクインテットの一員に収まりました。

学業を放棄した彼は、ローチのグループの一員として。同年ニューポート・ジャズ・フェスティバルにも出演しています。

その後、フリーとしてニューヨークで、ジョン・コルトレーン、マル・ウォルドロンなどと共演。

60年、再度ローチのグループに迎えられましたが、61年夏エリック・ドルフィーと双頭コンボを結成。

そして、『ファイブ・スポット』に出演し、その録音にプレスティッジから絶讃を浴びました。

しかし、同年秋、尿毒症のため若くしてこの世から去ってしまったのです。

ハード・バップから脱却しつつあった彼の野心的な奏法は、非常な可能性を秘めていた。

仮に,彼が生きていたならばもっと凄いプレーが聞けたはず。残念としか言いようのないことです。

代表作は、「Out Front」 (Cand)、「ブッカー・リトル」(Time)、「ブッカー・リトル& フレンド」(Beth) など。自己のLPの他、「52ポットのエリックドルフィー」(Pres) が素晴らしい。

爺さん頑張ってます!
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