■出生名■出生・出生地・死没
Frederick Dewayne Hubbard1938年4月7日 
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 インディアナ州インディアナポリス
2008年12月29日(70歳没)カリフォルニア州シャーマンオークス
■楽器・活動期間■レーベル
トランペット
フリューゲルホルン
コルネット
フレンチホルン
メロフォン
アトランティック・レコード
コロムビア・レコード
CTIレコード
ブルーノート・レコードフライング・ダッチマン
※共同作業者
ハービー・ハンコック
ウェイン・ショーター
オーネット・コールマン

影響とスタイル

フレディ・ハバードは、クリフォード・ブラウン、リー・モーガン、マイルス・デイヴィス などのトランペッターから影響を受けつつも、よりアグレッシブでパワフルなスタイルを確立した。
影響を受けたアーティスト
  • クリフォード・ブラウン(明瞭で流れるようなフレージング)
  • ディジー・ガレスピー(テクニカルな速吹き)
  • マイルス・デイヴィス(ハーモニクスやスペースの使い方)
プレイスタイル
  • 超高速のアドリブ と圧倒的な肺活量
  • 明るく輝かしいトーン とウォームなフレージング
  • ハードバップ、モード・ジャズ、フュージョンまで適応
  • 特にハイノート(高音域) の安定感が強み
ハードバップの要素を基盤にしながら、モーダルな演奏やフリーな要素も取り入れ、CTI時代にはエレクトリック・ジャズやフュージョンの領域 にも踏み込んでいる。

 キャリア

 初期(~1960年代前半)

  • 1938年、インディアナポリスで生まれ、地元で音楽を学ぶ
  • 1958年にニューヨークへ移住し、フィリー・ジョー・ジョーンズ、ソニー・ロリンズ、J.J. ジョンソン らと共演
  • 1960年、ブルーノートから『Open Sesame』でデビュー

 黄金期(1960年代後半)

  • アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズ(1961-64) に参加し、ウェイン・ショーターと共にバンドを牽引
  • ハービー・ハンコック『Maiden Voyage』、ジョン・コルトレーン『Ascension』などに参加
  • 1960年代後半には自身のリーダー作も充実し、『Ready for Freddie』(1961)、『Hub-Tones』(1962) など名盤を次々と発表

 1970年代の挑戦

  • CTIレーベルに移籍し、ジャズとフュージョンの融合を試みる
  • 『Red Clay』(1970)、『Straight Life』(1970)、『First Light』(1971) など、ファンキーなリズムと洗練されたアレンジを取り入れた作品を発表
  • 1970年代後半には、よりポップで商業的な方向に進み、評価が分かれる

重要な録音と活動

🎵 代表的なリーダー作
1️⃣ 『Open Sesame』(1960)- デビュー作にしてすでに完成度が高い
2️⃣ 『Hub-Tones』(1962)- ハードバップを極めた代表作
3️⃣ 『Red Clay』(1970)- CTI時代の代表作で、ファンク色が強い
4️⃣ 『First Light』(1971)- 最高傑作のひとつとされ、グラミー賞受賞
5️⃣ 『Super Blue』(1978)- 70年代後半の隠れた名作
🎺 参加した名盤
ハービー・ハンコック『Maiden Voyage』(1965)- モード・ジャズの名盤
ウェイン・ショーター『Speak No Evil』(1964)- 洗練されたモーダルな演奏
ジョン・コルトレーン『Ascension』(1965)- フリー・ジャズの革新作
オリヴァー・ネルソン『Blues and the Abstract Truth』(1961)- 「Stolen Moments」で有名
🎷 バンド活動・セッション
・アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズ(1961-64)
・ハービー・ハンコック、ウェイン・ショーターらとV.S.O.P.クインテット(1977-78)
・1980年代以降は再びストレート・アヘッドなジャズに回帰

晩年と遺産

晩年の活動

  • 1980年代にはパブロ、ブルーノート、アトランティックなどのレーベルで作品を発表
  • 1990年代、ディジー・ガレスピーやマイルス・デイヴィス亡き後、ベテランとしての地位を確立するはずだったが、唇の負傷で演奏に支障をきたす
  • それでも、1991年の『Bolivia』など、意欲的な録音を続けた

遺産と影響

ハードバップからフュージョン、ファンクまで適応した柔軟なトランペッター
1980年代以降のトランペット奏者(ウィントン・マルサリス、ロイ・ハーグローヴ)に影響を与える
ジャズ・メッセンジャーズ時代の演奏は今も色褪せない
2008年12月、心臓発作により70歳で死去

🎶 まとめ

フレディ・ハバードは、ハードバップの王道を歩みながらも、常に新しいスタイルに挑戦し続けたトランペッター だった。

1960年代のブルーノート時代から、CTI時代のフュージョン的アプローチ、80年代以降のジャズ回帰まで、どの時代も独自の輝きを放っていた

その影響は現在のジャズシーンにも受け継がれており、多くのミュージシャンにインスピレーションを与え続けている。

🔥 ハードバップの勢いと、モード・ジャズの知的な側面を併せ持つ、唯一無二の存在!だったが、

俺には真似の出来ないプレーヤだった。でもすきだったな〜〜〜!

お爺さんも頑張ってます!
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