ソフトトーンのファーマーらしさを感じる名盤
ジャズの名盤案内なんて本や雑誌などでは、必ず出没するのがこのアルバムです。
「モダン・アート/アート・ファーマー」です。
アート・ファーマーの代表作としてジャズファンのは愛された一枚です。
作曲家としても有名なサックス奏者ベニー・ゴルソンとの共演作。
ベースは双子の兄弟アディソン、ドラムスはデイヴ・ベイリー。そして、嬉しいのがピアノはビル・エヴァンスという豪華メンバー構成です。
当時の時代はハード・バップが盛んだった時で、ファーマーも、そういう状況の中でハード・バッパーとして売り出していた時期でした。
しかし、クリフォード・ブラウンにほどのテクニックでは無し、マイルス・デイビスのようにリリカルでクールさに欠ける。
要は中途半端だったんです。しかし、私的感覚では決して悪いことではないんです。
これこそ個性です!
ファンキーなゴルソンのテナー・サックスとムーディーなファーマーのトランペットが見事に絡み合いファーマーの代表作と言えますね。
この後、ゴルソンとのコンビ、ジャズテットが誕生することになりますが、当初は良かったようですが、これはイマイチだったような気がします。
今日は、3曲目の『Darn That Dream』を聴いて下さい。
Track listing
《曲目》
1. Mox Nix / Art Farmer(4:39)
2.Fair Weather / Benny Golson(5:42)
3.Darn That Dream / Eddie DeLange, Jimmy Van Heusen(3:57)
4.The Touch of Your Lips / Ray Noble(4:52)
5.Jubilation / Junior Mance(4:15)
6.Like Someone in Love / Johnny Burke, Van Heusen(5:55)
7.I Love You / Cole Porter(6:58)
8.Cold Breeze / Wade Legge(3:53)
※ブルーマーキングは聴きどころ!
《パーソナル》
Art Farmer – trumpet
Benny Golson – tenor saxophone
Bill Evans – piano
Addison Farmer – bass
Dave Bailey – drums
録音:1958年3月
お願い致します!↓ ↓ ↓