万太郎のムジナモの論文が田邊に激怒され、大学の出入りが禁じられる。
その後、大窪、波多野、藤丸は万太郎を許してほしいと懇願するが、田邊は逆に土佐の植物目録と標本500点を大学に寄贈するよう命じる。
万太郎は論文を急いで書き直そうとするが、寿恵子は納得がいかない様子だった。
それから、文部大臣・森有礼の号令により、東京大学の理学部は帝国大学理科大学と改名され、田邊が初代教頭に就任した。
一方、万太郎は大窪の協力を得ながらムジナモ発見の論文を再執筆するが、田邊の気持ちは変わらない。大学に出入りできなくなった万太郎に対し、寿恵子はいつも通り明るく接する。
そして、万太郎は再び田邊の元へ向かうが…
どうしよいも無い万太郎は野田と里中の元を訪れ、田邊を怒らせた経緯を話し、博物館で研究をさせてほしいと懇願する。
しかし、大学と博物館の協力関係のため難しいと断られる。
それでも万太郎を応援する野田と里中は、他にも君の才能を認めている人がいると背中を押す。家に帰ると、寿恵子がある人物からの手紙を万太郎に渡す。
万太郎は自分を認めてくれるマキシモヴィッチ博士の元で研究をすることを決め、寿恵子と娘を連れてロシアへ行く。
そして、渡航費の相談を峰屋にしようとした矢先、峰屋で腐造が起こり、綾と竹雄は窮地に立たされる。さらに、万太郎と寿恵子には新たな苦難が襲い掛かる。
春、ヒメスミレが咲く頃。長女・園子が天国へ旅立った。悲しみに暮れる万太郎と寿恵子の元へまつがやってくる。
一方、綾も峰屋をたたむことに心を痛めるが、豊治たちの労いの言葉に支えられ再出発を誓う。そして、万太郎と寿恵子も園子の幸せを空に祈るのだった。
爺さん頑張ってます!↓ ↓ ↓