シンプル・プラン（1998）

”普通”の人がいちばん、怖い！

原題：A Sinple Plan　製作国：アメリカ　製作年：1998年　上映時間：122分
ジャンル：ドラマ/サスペンス　私のおすすめ度：★★★★☆

作品解説と感想〈コメント〉

奇才Ｓ・ライミが人間ドラマをていねいに描き出し、留まるところを知らない人間の欲望を浮き彫りにする。S・キングも絶賛した、Ｓ・スミスの同名ベストセラー小説に基づくサスペンスフルな人間ドラマ。

脚本をスミス自身が手掛け、監督には「クイック＆デッド」のサム・ライミがあたった。
出演は、ビル・パクストン、ブリジット・フォンダ、ビリー・ボブ・ソーントン、ブレント・ブリスコーほか。

棚からぼた餅ってよく言いますが、この作品も同じようなニュアンスの作品。とてもありふれたテーマですが、金欲に走るよからぬ人間の性。でも、一度は考えるのですね、人って。どこかに良心が……。

当初は正直者の弟は、ネコババを良しとしなかったのだが、欲に目がくらみ落とし穴へ、はたまたその嫁も荷担してくる辺りのはこびは面白かった。

しかし、そんなに旨く行かないのが世の常です。そんなこともことも教えてくれる作品でもあります。このような映画を見ていると、やっぱり正直者が居なくちゃって感じます。

結果は見てのお楽しみとして、欲望が巻き起こす悲劇のクライマックスには、小説版とは異なるアレンジが加えられています。まぁ、人の運命なんか誰にも分かりません！

ビリー・ボブ・ソーントンってこんな役作りがお似合いかもしれません。