原題:The Getaway 製作国:アメリカ 製作年:1972年 上映時間:122分 
ジャンル:犯罪/アクション 私のおすすめ度:★★★☆☆/3.5点

組織に追われ必死に逃げる男と女の逃亡劇!

作品情報・コメント

「ワイルドバンチ」「わらの犬」などの作品でバイオレンスの真髄を鮮明に捕らえたサム・ペキンパーが、「ジュニア・ボナー 華麗なる挑戦」に続いて再びスティーヴ・マックィーンとコンビを組む!犯罪・アクション作品。

本日、NHKプレミアムシネマで放映です。13:00スタート!

サム・ペキンパー監督の見事な演出により、最後まで緊張感を感じさせる作品になっている。是非ご覧ください。

すでに3回も鑑賞したこの映画、今回は従来のサム・ペキンパー監督の作品とは異なる印象を受けました。

通常、ペキンパー作品は暴力が目立ちますが、今回はそうではなく、人物の描写に焦点が当てられているように感じました。

特に注目すべきは、敵対勢力の殺し屋の詳細なキャラクター描写です。バイオレンス映画において、ここまで敵対勢力が詳細に描かれることは珍しいことです。

一方、物語の中心に位置するのはスティーヴ・マックイーンが演じるドク・マッコイとその妻キャロルです。

マックイーンの存在感は際立ちますが、彼が演じるドクのキャラクターは完璧なヒーロー像ではなく、むしろ欠点を抱えた人物として描かれています。

特に妻のキャロルは強烈な印象を与え、「あなたを救うためなら、テキサス中の役人とでも寝てやるわ」と宣言するなど戦略的な一面を持っています。対照的に、ドクはその言葉に対して防戦一方でした。

しかし、この二人の間にある葛藤と愛情が物語を豊かにし、マックイーンの魅力を引き立てているのかもしれません。

動画とあらすじ

ラストシーン

《ザックリあらすじ》
銀行強盗の罪で10年服役したドク・マッコイが、ある日突然釈放される。彼は地方の権力者であるベニヨンと提携し、町の銀行を襲撃して奪った金を山分けにし、保釈金代わりに提供する計画を立てる。

そして、銀行襲撃のための緻密な作戦が実行される。これが物語の幕開けで、緊迫感とスリリルが楽しめる展開が続く。

作品データ

《スタッフ》
監督:サム・ペキンパー
脚色:ウォルター・ヒル
原作:ジム・トンプソン
製作:デビッド・フォスター ミッチェル・ブロウアー
撮影:ルシアン・バラード
音楽:クインシー・ジョーンズ

《キャスト》
出演:
スティーブ・マックィーン/Doc McCoy
アリ・マッグロー/Carol McCoy
ベン・ジョンソン/Jack Beynon
サリー・ストラザース/Fran Clinton
アル・レッティエリ/Rudy Butler
スリム・ピケンズ/Cowoboy
ボー・ホプキンス/Frank Jackson

配給:東和
劇場公開日:1973年3月16日

長々とお付き合いありがとうございます。
乱文お許しください!

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