原題:There Will Be Blood 製作国:アメリカ 製作年:2007年 上映時間:158分
ジャンル:ドラマ 映倫:PG-12 おすすめ度:★★★★★
作品解説&コメント
「マグノリア」「パンチドランク・ラブ」のポール・トーマス・アンダーソン監督が、私の好きな名優ダニエル・デイ=ルイスを主演に迎え、石油を掘り当てアメリカンドリームを実現した男の欲望と裏切りの人生模様を骨太に描く!これって一大叙事詩だね。
欲望と言う名の黒い血が、彼を《怪物》に変えていく…。なんていうサブタイトルなんだ。この作品は….。って最初はかんじた。
そこには、他人を信用できない男の悲しさが漂い、成功のためには、手段を選ばないその傲慢さには、気骨があり頭が下がった。
そして、自分の目的や目標を持ち続ける男の姿には、とても共感できるし、実際この男は《怪物》になりましたね。ちょっと憧れるかもしれない。
この主人公のイメージは、原作である『石油!』からのもので、社会派作家アプトン・シンクレアが1927年に発表したそうです。
狂人的石油王を演じたダニエル・デイ=ルイスは、本作の演技で全米の映画賞を席巻し、アカデミー賞でもみごと主演男優賞に輝きました。それに、不安感を煽る独特な音楽を手掛けたジョニー・グリーンウッドも素晴らしい!
男の哀愁とともに、真の強さを感じたいあなたには、絶対にお勧めの作品です。
動画とあらすじ
とある日、ポールという青年から自分の故郷の土地に油田があるはずだとの情報を得て、西部の町リトル・ボストンへと向かう。
そして、すぐさま土地の買い占めに乗り出す。そんな中、ポールの双子の兄弟で住人の信頼を一手に集めるカリスマ牧師イーライが、ダニエルへの警戒を強めていく。<allcinema>
作品データ+α
《スタッフ》
公開情報:劇場公開(ディズニー)
第80回アカデミー賞各部門が2月25日(日本時間)発表され、ポール・トーマス・アンダーソン監督作「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」(4月28日公開)に主演したイギリス人俳優、ダニエル・デイ=ルイスが、89年の「マイ・レフトフット」に続き、2度
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