原題:Angela’s Ashes 
製作年:1999年 製作国:アメリカ/アイルランド合作 上映時間:145分
ジャンル:ドラマ 私のおすすめ度:★★★★☆/4.0点

生き抜く力をいただけそうだし、まさに今の日本国だ!って感じます。

作品情報・コメント

アイルランドの貧しい家族の姿を描いた感動ドラマ。監督・脚色・製作は「エビータ」のアラン・パーカー。(医師役として出演もしているます)

原作はフランク・マコートが、自らの少年時代を綴ったピュリッツァー賞受賞の同名小説。

音楽は「スター・ウォーズ エピソード1」のジョン・ウィリアムス。

出演は、エミリー・ワトソン、ロバート・カーライル、新鋭のマイケル・リッジ、キアラン・オーウェンズ、ジョー・ブリーンほか。

2000年ロンドン映画批評家協会最優秀主演女優賞、ラスヴェガス映画批評家協会最優秀作曲賞を受賞する。

アイルランドの貧しいカトリックの家庭に生まれるくらい惨めな子供時代はない。という作者の自伝ですが・・・・・。

観た切っ掛けは、何故か、この写真が気になって、出勤前に観よう!時間の無いのに挑みました。

冒頭から、幼児は次々に無くなるは、生き残った育ち盛りの子は、貧しくて常に空腹で、まさに貧困真っ只中。

おまけに、生活保護費を貰っても、親父がその日に全部パブで呑んでしまう。この親父、理想は高いんですが、金を稼ぐことなく、パブ通い。

嗚呼!やってられない。

しかし、母親アンジェラは耐え抜く。そんな彼女に長男フランクは、耐え忍んで母親を慰める。
鑑賞しながら、ちょっと涙が出ます。

なんでやねん!といいたいが、子供は勝手に育つんものなのです。生き抜くんです。

それにしてもよくもまあ雨ばかり降る作品(土地柄)だなって感じてました。おまけに、暗い、湿っぽい、寒い、臭い、汚い、痒い。

そんな場面が、これでもかこれでもかと出てくる。観ている方も辛い一色です。

フランクのあまりにも悲惨な生活ぶりを見て、彼の周りの子供たち、裕福ではない周りの人々も、ちょっとだけ幸せを感じていたかもしれません。

最後に、良かったシーンは、旅立ち前の夜に自分の過去の姿が見えるんです。
自分がたどった、足跡が懐かしく思えたんでしょう。

コロナ渦で、大変な日本でしたが、この作品を観れば、頑張ろうという勇気がもらえるかもしれません。

是非一度ご覧下さい。但し、145分ですから・・・・・。

動画とあらすじ

《しっかりあらすじ》
1930年代、世界的な大恐慌の時代。ニューヨークで出会い、結婚したマラキとアンジェラは5人の子供を持ちましたが、貧困に苦しむ生活を送ります。

娘のマーガレットが亡くなり、これをきっかけに一家はアイルランドのリムリックに戻ることを決断します。彼らの生活は困難で、特にマラキの酒癖が原因でさらに苦しいものとなります。

アンジェラは子供たちを守るために奮闘し、その姿に感銘を受ける長男フランク(少年期:キアラン・オーウェンズ)は力強く成長していきます。

フランクは学校で作文の才能を発揮し、父の出稼ぎが成功しないことに苦しむ家族を支えます。

やがてフランクは電報配達人として働き始めますが、身体を壊し、アパートから追い出され一時的にいとこの家に身を寄せることになります。

その後、フランク(青年期:マイケル・リッジ)は、アメリカへの夢を胸に、お金をためて船での渡航を決意します。だとさ

作品データ

《スタッフ》
監督:アラン・パーカー
脚色:ラウラ・ジョーンズ、アラン・パーカー
原作:フランク・マコート
製作:デビッド・ブラウン:アラン・パーカー
撮影:マイケル・セレシン
美術:ジョフリー・カークラン
音楽:ジョン・ウィリアムズ
編集:ジェリー・ハンブリング
字幕:戸田奈津子

《キャスト》
エミリー・ワトソン/Angela
ロバート・カーライル/Dad(Malachy)
マイケル・レジー/Older Frank
キアラン・オーウェンズ/Middle Frank
ジョー・ブリーン/Young Frank
ロニー・マスターソン/Grandma Sheehan
ポーリン・マクリン/Aunt Aggie
リーアム・カーニー/Uncle Pa Keating
イーナ・マクリアム/Uncle Pat

配給:アスミック・エース
劇場公開日:2000年10月28日

長々とお付き合いありがとうございます。
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