〈感想と解説〉
3回目の鑑賞ですが、私的にはとても良い作品で、また感動してしまいました。なにが良いって>?といわれることでしょうが、作品に漂っているムードはやはり反戦色ですね。

特に当時の戦時下では、米兵達は、ナチス親衛隊(SS)に対してはかなり憎悪が増し、捕虜を平気で殺戮する場面もありましたから。

そこには、戦争の恐ろしさ、惨さは当然の如く描かれると共に、人間の戦争に対する反感みたいなものが色濃く映し出されていたように感じました。

主演のブラッド・ピットは鬼軍曹。そこに新米兵が送り込まれてくるのですが、その兵にナチスの行いが如何にむごいかを話し、ナチスを皆殺しにすると言い切るあたりは、ちょっと怖い感が流れていました。

話しが進むにつれて分かってくることがあったのです。

実は心の優しい鬼軍曹?なのですが、何故そこまで極端なことを言うのかも徐々に理解できてきます。

それと軍曹が、律儀で正義感溢れる人物像であることも知らされ、とても好感が持てる主人公になっていくのですね。

そんな役をブラッド・ピットが、あのシワいっぱいの顔でしかも感情あらわにしての熱演です。とても素晴らしい演技でしたね。

おまけではない戦車戦の迫力には、驚かされたと同時にとても大変な業務だとも感じました。


※メイキング映像です。

想像もつかいない、あの狭い戦車の中での5人のクルーの動きにはかなりの連携感があり、戦車戦の恐ろしさや緊張かんは、かなりリアリティーを感じました。

連係プレー無ければ、即!死が待っているってのは、さすがに怯みますね。見ているだけでちょっとびびりました。

最後は、戦車1台でドイツ軍に迫る勢いを見せる彼ら5人ですが、こちらもかなり血なまぐさいシーンがあり、もし現実にこのようなことが起これば、誰でも逃げ出したくなるシーンでした。

あらすじ
1945年4月、ナチス占領下のドイツ。侵攻を進める連合軍に“ウォーダディー”(ブラッド・ピット)と呼ばれるという米兵がいた。長年の戦場での経験を持つリーダー格の存在であるウォーダディ―は、自身が“フューリー”と名付けたシャーマンM4中戦車に、3人の兵士と共に乗っていた。ある日、彼の部隊に新兵のノーマン(ローガン・ラーマン)が配属されるが、彼はこれまで戦場を経験したことがなく、銃を撃つこともできない。その中で、ぶつかりあいながらも、絆を深めていく5人だったが、ドイツ進軍中に攻撃を受け、他部隊がほぼ全滅してしまう。なんとか彼らの部隊は生き残るが、その先には、死をも意味する過酷なミッションが待っていた。彼らの覚悟の果てに起こる、感動のラストとは―。

〈作品データ〉
原題:Fury
製作国:アメリカ
製作年:2014年
上映時間:135分
監督:デヴィッド・エアー
脚本:デヴィッド・エアー
出演:ブラッド・ピット、シャイア・ラブーフ、ローガン・ラーマン、マイケル・ペーニャ
ジャンル:ドラマ/戦争

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