
NHKプレミアムシネマ
おはようございます。今週のNHKプレミアムシネマは先週と続き、見どころ満載の作品が連ねっています。
個人的には西部劇が好きなkので、ので、押しは『リバティ・バランスを射った男(1962)』です。
まず、以下の作品を簡単にまとめましたので、各作品ザックリ目を通してください。
好みの作品が見つかるもしれません。
私は、家の方詰めがあるので、録画です。では、名画を楽しんでくださいね!!
ボディガード(1992)
内容時間:2時間10分
原題:THE BODYGUARD/1992年/アメリカ
監督:ミック・ジャクソン
出演:ケビン・コスナー、ホイットニー・ヒューストン、ビル・コッブス ほか
《感想》
この映画は、「I Will Always Love You」ありきの映画とも言えるし、ホイットニー・ヒューストンのための作品と考えると、その価値は唯一無二。ストーリーの完成度よりも、雰囲気と音楽の力で観客の心を掴む作品。90年代特有のロマンティックな空気感が好きなら、今見てもグッとくる人は多いと思う。
トロイ(2004)
激怒したヘレンの夫メネラオスは、兄アガメムノンと共にトロイ侵攻を決意。最強の戦士アキレスを擁し、ギリシャ軍は大遠征を開始する。
やがて、壮絶な戦いの幕が上がるが…。伝説のトロイ戦争を、オリジナル脚本で壮大なスケールの映像美とともに描いた超大作。
放送日時:2月18日(火)午後1:00~午後3:44
内容時間:2時間44分
原題:TROY/2004年・アメリカ
製作・監督:ウォルフガング・ペーターゼン
脚本:デビッド・ベニオフ
撮影:ロジャー・プラット
音楽:ジェームズ・ホーナー
出演:ブラッド・ピット、エリック・バナ、オーランド・ブルーム、ダイアン・クルーガー ほか
《感想》
『トロイ』は、ホメロスの叙事詩を基にした歴史スペクタクル。ブラッド・ピット演じるアキレスのカリスマ性と戦闘シーンの迫力が見どころ。特にアキレスvsヘクトルの一騎打ちは名シーン。史実とは異なる脚色も多いが、壮大な映像美とドラマ性が魅力。オーランド・ブルーム演じるパリスの軟弱さにはイライラするが、それも物語のポイント。戦争の虚しさと英雄の生き様を描いた、エンタメ性の高い歴史映画として楽しめる作品。
スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021)
しかし、呪文の影響でマルチバースの扉が開かれ、異なる次元から歴代のヴィランたちが出現。過去シリーズのキャラクターが次々と登場し、名優ウィレム・デフォーら豪華キャストが集結する、見どころ満載の一作。
内容時間:2時間29分
原題:SPIDER-MAN: NO WAY HOME/2021年・アメリカ
監督:ジョン・ワッツ
原作:スタン・リー、スティーブ・ディッコ
脚本:クリス・マッケナ、エリック・ソマーズ
出演:トム・ホランド、ゼンデイヤ、ベネディクト・カンバーバッチ、ウィレム・デフォー ほか
《感想》
ぶっちゃけめちゃくちゃ楽しいけど、冷静に見ると「ファン向けのお祭り映画」って感じ。過去シリーズのスパイダーマンやヴィランが出てくるのは最高にエモいし、特にウィレム・デフォーのグリーン・ゴブリンは狂気じみた演技で完全に持っていった。ただ、ストーリー自体はご都合主義多めで、感動シーンも「わかってるよな?」って押し付けが強め。でも、それ込みでスパイダーマン愛に溢れた作品として楽しめる一本。
エル・スール(1983)
スペインの名匠ビクトル・エリセ監督の長編第2作。1957年、15歳の少女エストレリャは、愛していた父が二度と帰らないことを知る。
その事実を受け入れる中で、エストレリャは父との静かな日々を回想するが、次第に内戦によってすっかり変わり果てた父アグスティンの苦悩とその過去に向き合うことになる。
父を演じるのは、イタリアの名優オメロ・アントヌッティ。詩情豊かな映像美と深い感情を掘り下げた演出で、戦争がもたらす痛みと家族の絆を描き、観る者の心に強烈な印象を残す傑作ヒューマンドラマ。
内容時間:1時間36分
原題:EL SUR/1983年・スペイン/フランス
原作:アデライダ・ガルシア・モラレス
《感想》
『エル・スール』は、少女が父の秘密を知り、大人への階段を上る静かで詩的な作品。幻想的な映像美と哀愁漂う雰囲気が印象的で、エストレリャの視点から描かれる父への憧れと距離感が切ない。南へ向かうことの象徴性や未完成のまま終わる物語が、逆に余韻を深める。派手な展開はないが、映像と感情の機微で語る映画。スペイン映画らしい情感に満ちた傑作で、静かながらも心に染み入る余韻が残る。
ケイン号の叛乱(1954)
そんな中、ケイン号は突然、猛威を振るう台風に見舞われる。取り乱し、指揮が取れないクイーグに代わり、副官マリックが指揮を執ることになるが…。
名優ハンフリー・ボガートが、神経質で不安定な艦長を熱演。ピュリツァー賞を受賞したハーマン・ウォークの小説を元に、エドワード・ドミトリク監督が映画化したこの作品は、緊迫感あふれるドラマとして観る者を圧倒する。
午後1:00~午後3:06内容時間:2時間06分
《感想》
『ケイン号の叛乱』は、船員たちが上官に反乱する緊迫感あふれるドラマ。モーリス・シュヴァリエが演じる艦長の冷酷さと、反乱者役のマーロン・ブランドの熱演が光る。キャラクター間の葛藤や緊張感が見事に描かれ、観る者を引き込む。特に、クライマックスの船員たちの決断が重く、心に残る。戦争映画や反乱劇としてだけでなく、人間ドラマとしても完成度が高く、50年代映画の中でも傑作と言える作品。
リバティ・バランスを射った男(1962)
東部の大学で法律を学び、西部の小さな町にやって来た弁護士ランスは、無法者リバティ・バランスに襲われ、重傷を負う。
牧場主で銃の名手トムとその恋人ハリーに助けられたランスは、新聞社の編集長ピーボディと共にバランスの一味に立ち向かう決意を固める。
午後1:00~午後3:04 内容時間:2時間04分
原題:THE MAN WHO SHOT LIBERTY VALANCE)
《感想》
今作品は、西部劇の中でも深いテーマを持つ作品。名誉と正義の間で葛藤するジョン・ウェインとジェームズ・ステュアートの演技が見どころ。映画は、暴力で解決することの虚しさや、法と秩序の大切さを描きつつ、西部開拓時代の人間模様をリアルに表現している。特に、ラストシーンの象徴的なシーンが印象的で、単なるアクション映画にとどまらず、哲学的な要素も感じさせる。西部劇の中で名作として語り継がれる一作。
↓ ↓ ↓

映画評論・レビューランキング

シニアライフランキング