不妊医療が根底流れていた?
紹介文は、『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』の脚本家が贈る、世界的大ヒットミステリーシリーズ最新作!ある女性の失踪、少女たちの監禁事件、2つを結びつける《カルテ》の存在とは?
って謳ってるんですが、一見したにもかかわらず、中身不明のまま前回は終わったので、再度観賞しました。
ただ思うには、このシリーズ4作品有るんですが、いちばんの人気がこの作品と聞きます。
ざっくりのあらすじとしては、とあるアパートの壁の中から、丸テーブルを囲んだ椅子にミイラ化した死体が、3体発見。このなんとも不気味な光景で、観ようと感じる方は多いでしょう。
そして、その捜査をやることになったのが、ご存じコペンハーゲン警察の窓際的部署の「特捜部Q」なんです。
この部署は過去の未解決事件を専門に扱っているんですよ。捜査を進めるうちに、医者の世界やそれに関わる政府の闇の部分に向かって行くというお話です。そんな、難解な捜査に向かっていく「特捜部Q」のメンバーの活躍が、ドタバタながら素晴らしい。
この『特捜部Q カルテ番号64』のストーリーベースには、移民たちへの人種主義(レイシズム)と、それに伴って秘密裏に行われきた彼らへの強制中絶、不妊治療だったのです。おぞましいですね!
ここのは、少女たちに対する疑いたくなるようなエピソードが登場します。それらの闇の中に葬り去られた被害者たちに、特捜部Qが時間解決の糸口を見つけ、捜査していくんです。これについては、映画ですからフィクションですが、多かれ少なかれ実際にあった話のようです。
とはいうものの、実際1960年代のデンマークで起きていた出来事がベースとなっているようです。その事実とは優勢保護を目的とし質の劣る者には出産を禁じる。とぬかしてます!
ストーリーの中では、親に背いて恋人と男女関係を結び妊娠した少女が、実際にあったスプロー島の女子収容所に入れられる所から始まります。
ナチスドイツにも似たようなことがあって、純粋なアーリア人こそ世界の繁栄をもたらす。てんてね!私にはよく分かりませんが、こういう怖〜い怖〜い時代があったんですね。ある意味、こんな時代に生まれなくて良かったです。
いつの世も、自分たちが特別なんだって考えているのが人類なんでしょうか、こんなんじゃ世界平和なんて夢のまた夢ですね。
福祉国家スウェーデンで、障がい者などへの強制不妊手術が1976年まで行われていた。実は隣国フィンランドでも、1970年まで強制不妊手術が行われていた。
朝から、ちょっとおざましい話になりましたが、2回目の観賞でしたからしっかり理解できました。日本に生まれて良かったかも…………………..。ねえ、皆さん!
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