今日は、7月10日。七夕も過ぎて本格的な夏突入です。昨日からのハードな仕事が続き、お疲モードに入ってしまいました。

そんな時には、これ!

ちょっとロマンティックな気もせんではないですが、若いカップル、いや全ての恋人達に送りたい曲があります。タイトルは、VIOLETS FOR YOUR FURS(邦題:コートにすみれを)

私は、毎日のようにジャズを聴きますが、この曲はスタンダードナンバーとして有名で、多くのシンガーやプレーヤーが、演奏する楽曲でもあります。

もともとは、作曲家兼歌手マット・デニスが、トミー・ドーシー楽団のために書いたバラードだったようですが、その楽団の専属歌手フランク・シナトラが歌って大ヒットした曲でもありました。

そのメロディーは美しく心がほっと和み、リラックスさせてくれます。まさにほんわかムード!ただ、この作品は、冬のニューヨークがベースとなっているので、今の時期にはどうなんでしょう。

ま、ええか!季節感はちょっと変でしょうけど。その辺はご容赦を!

歌の内容は、あるひとりの男が「いつから私のこと、好きだったの?」と彼女に聞かれたときに、「あの12月からさ」と答える。まさに格好付けのキザなソングですが、私にはとても素晴らしく聞こえます。

ココでは、フランク・シナトラが歌っているだけにその雰囲気は醸し出されています。是非おふたりでお聴きください!

《オリジナル》
I bought you violets for your furs
and it was Spring for a while, remember?
I bought you violets for your furs,
and there was April in that December.

The snow drifted down on the flowers
and melted where it lay.
The snow looked like dew on a blossoms
as on a Summer day.

I bought you violets for your furs
and there was blue in the winterly sky.
You pined the violets to your furs
and gave a lift to the crowds passing by.

You smiled at me so sweetly,
since then one thought occurs.
That when we fell in love completely.
The day that I bought you violets for your furs.

《歌詞内容》
僕はスミレを買って君のコートに付けた
あの束の間の春を覚えているかい?

僕はスミレを買って君のコートに付けた
12月なのに4月が訪れたみたいだったね

雪が空から舞い降り、その花の上に落ち
そして、その場で融けていった

雪が露みたいに見えて、スミレはまるで
夏の日に花が開いたかのような姿だった

僕はスミレを買って君のコートに付けた
薄曇りの冬空に青い空が顔を覗かせた

僕はスミレを君のコートにピンで止めた
道行く人たちはそれを見て顔を綻ばせた

君は僕を見て微笑んだ、とても優しげに
そのときから、僕は気づいていたんだ

僕たち二人は本当に恋をしているんだと
スミレを君のコートに付けた、あの日に

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