
はじめに!
1996年、1本のスパイ映画がスクリーンに衝撃をもたらした。
TVドラマ『スパイ大作戦』を現代に甦らせた『ミッション:インポッシブル』は、主演トム・クルーズの超人的なアクションと、緻密なミッション描写で世界を魅了した。
それから四半世紀以上、イーサン・ハントは走り続けている。しかも、年を重ねるごとにスタントも規模も加速していく。
このシリーズ、観るたびに「本気で命がけ」な熱が伝わってくる。今回はその全7作(+来たる第8作)を見どころ付きで一挙紹介!
① Mission: Impossible(1996)
監督:ブライアン・デ・パルマ
特徴:サスペンス色が濃く、“静の緊張感”が光る第1作。
名場面:ワイヤーで吊られながらの無音潜入 → 映画史に残る名シーン。
敵役:上司ジム・フェルプスの裏切り。
豆知識:TV版のファンからは、フェルプスの扱いに賛否あり。
🎯見どころ
・緊張と裏切りが交錯するプロット展開
・名シーン“吊り下げ潜入”の極限演出
・音と静寂を使い分けた映像演出の妙
② M:I-2(2000)
監督:ジョン・ウー
特徴:スローモーションと白鳩が飛ぶ中でのアクションが炸裂。
名場面:崖の上でのロッククライミング、バイクチェイス。
トーン:スタイリッシュかつエモーショナルだが、やや過剰演出とも言われる。
敵役:元IMFエージェント、ショーン・アンブローズ。
🎯見どころ
・ジョン・ウー流スローモーション&美学アクション
・バイクと格闘が融合した肉弾戦
・恋愛と任務の緊張感が同居する構成
③ M:i:III(2006)
監督:J・J・エイブラムス(映画監督デビュー作)
特徴:イーサンの私生活(婚約者との関係)にフォーカス。
名場面:中国・上海でのビルからビルへのジャンプ。
敵役:F・シーモア・ホフマン演じる冷酷な武器商人O・デイヴィアン。
転換点:人間味が出た“感情のあるイーサン・ハント”の始まり。
🎯見どころ
・感情に迫るストーリーとリアルな緊張感
・ホフマンの静かな狂気が生む圧倒的存在感
・超高層アクション×心理ドラマの融合
④ Ghost Protocol(2011)
監督:ブラッド・バード(『Mr.インクレディブル』の監督)
特徴:全編が「手に汗握る体感型アクション」!
名場面:ドバイの超高層ビル“ブルジュ・ハリファ”を素手で登るシーン。
チーム:ベンジー、ブラントらが加わりチームもの色強く。
テーマ:チームワークと再出発。
🎯見どころ
・ブルジュ・ハリファの命がけ登攀シーン
・チームプレイとギャグの絶妙なバランス
・スパイ映画としてのテンポ感の良さ
⑤ Rogue Nation(2015)
監督:クリストファー・マッカリー(以降すべての監督を担当)
特徴:スパイものの要素が濃く、シンジケートとの攻防戦。
名場面:離陸する輸送機にしがみつくイーサン(実際にクルーズが演じた!)。
新キャラ:イリサ・ファウスト(レベッカ・ファーガソン)が初登場。
音楽:クラシック・オペラ『トゥーランドット』が緊迫感を盛り上げる。
🎯見どころ
・開幕早々の“輸送機しがみつき”実スタント
・オペラ会場での息詰まる潜入シークエンス
・新たな相棒イリサとの信頼と駆け引き
⑥ Fallout(2018)
監督:クリストファー・マッカリー
特徴:過去作すべての要素を昇華させた“シリーズ最高傑作”と称される。
名場面:ヘイロー・ジャンプ(高高度降下)、トイレでの肉弾戦、パリ市街チェイス。
キャスト:ヘンリー・カヴィルがヒゲで筋肉で大暴れ。
テーマ:選択と責任、イーサンの信念が試される。
🎯見どころ
・ヘリ追跡、トイレ格闘などアクションの嵐
・過去との対峙と選択に揺れるイーサン
・シリーズ全体を束ねる“総集編”の完成度
⑦ Dead Reckoning Part One(2023)
監督:クリストファー・マッカリー
特徴:デジタルAIという新たな敵との戦い。スパイ映画もついにAI時代。
名場面:バイクで崖からダイブ → 空中でパラシュート展開(本人)。
続編:2025年公開予定の『Part Two』に続く前編的位置づけ。
新キャラ:ヘイリー・アトウェル演じるグレイスが加わる。
🎯見どころ
・デジタル世界の脅威とクラシックなスパイ術の対比
・トム本人が崖からバイクで飛ぶという執念のスタント
・新キャラ・グレイスとのコンビネーションに注目
🔚まとめのひとこと
『ミッション:インポッシブル』は、
スタントの革新、スパイの進化、そして人間ドラマの深化を続ける奇跡のアクションシリーズ。
60歳を超えても崖から飛び、壁を登り、任務を遂行するトム・クルーズさん。もはやこれは映画ではなく、彼の”生き様の記録”なのかもしれませんね。
その熱量こそが、このシリーズ最大の魅力だって感じます。連休は一気見しましたが、どの作品も手に汗を握る作品でした!
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