
デイ・アフター・トゥモロー(2004)
【作品解説】
気象学者ジャックは、調査データから“温暖化の先にある氷河期”という最悪のシナリオを掴む。だが警鐘は軽く流され、世界は気づかないまま臨界点を越えていく。
やがて各地で異常気象が連鎖し、巨大竜巻と津波が街をのみ込み、ニューヨークは一夜で極寒の要塞みたいに凍りつく。
取り残された息子サムを救うため、ジャックは生身でその地へ向かう。ローランド・エメリッヒ監督が、地球規模の破局と家族の物語を同じ熱量でぶつけてくるSFパニック超大作。
【見どころ】
1️⃣ 災害描写の“見せ方”が容赦ないところ。竜巻と津波のスケール感が、街の形ごと持っていく。
2️⃣ 凍結したニューヨークのビジュアル。建物も空気も凍る感じが、画面から冷気として伝わってくる。
3️⃣ パニックの中でちゃんと人間ドラマを通してくるところ。父が息子へ向かう一本の線があるから、ただの破壊ショーで終わらない。
黒猫・白猫(1998)
【作品解説】
ニュー・シネマ・パラダイス(1989)【インターナショナル版】
【作品解説】ローマで暮らす映画監督サルバトーレのもとに、幼い頃“父みたいに慕った”映写技師アルフレードの訃報が届く。
こから記憶は一気に故郷の小さな映画館へ戻り、トトと呼ばれていた少年の日々、映画に取り憑かれていく時間、そしてアルフレードとの絆がよみがえる.
人生の選択と別れを、映画への愛と一緒に抱きしめてくる一本。今回は劇場公開版(インターナショナル版)をデジタル修復したバージョン。
【見どころ】
1️⃣ 映画館という“場所”の魔法。笑い声もざわめきも、街の体温ごと映ってる。
2️⃣ トトとアルフレードの関係性。説教くさくないのに、言葉が胸に残る。
3️⃣ モリコーネの音楽が反則級。場面を押し上げて、最後は感情の堤防を静かに決壊させる。
監督・脚本:ジュゼッペ・トルナトーレ
音楽:エンニオ・モリコーネ
出演:フィリップ・ノワレ、サルバトーレ・カシオ、ジャック・ペラン ほか
ヴェラクルス(1954)
【作品解説】
革命で揺れるメキシコを舞台に、元南軍将校のベンと無法者ジョーが、皇帝の命で伯爵令嬢を馬車でヴェラクルスまで護送することになる。
ところがその馬車には“とんでもない額の金”が隠されていると知った瞬間から、任務は護送から一攫千金の駆け引きへと顔を変える。
味方か、敵か。友情と利害がせめぎ合いながら、二人のガンマンの関係が鋭く切り込まれていく、西部劇の傑作。
【見どころ】
1️⃣ ベンとジョーの距離感。信じたいのに信用できない、そのギリギリの会話と視線が一番スリリング。
2️⃣ “護送劇”がそのまま“欲望のゲーム”に変わっていく展開。誰が何を狙ってるのかが見えてくるほど面白い。
3️⃣ 有名なクライマックスの決闘。派手さよりも、積み上げた緊張が一気に火を噴くタイプで、見終わったあとに残るのが渋い。
4️⃣ ロバート・アルドリッチの容赦のなさ。人間同士のぶつかり合いを、ロマン抜きで描くからこそ“西部劇の苦味”が効いてくる。
【NHKプレミアムシネマ/放送日と作品情報】
放送日時:2月20日(金)午後1:00~午後2:35
上映時間:1時間35分
監督:ロバート・アルドリッチ
出演:ゲーリー・クーパー、バート・ランカスター、シーザー・ロメロ ほか
ハリーとトント(1974)
【作品解説】ニューヨークでひとり暮らしの老人ハリーは、住んでいたアパートの取り壊しで行き場を失い、愛猫トントと一緒に長男の家へ身を寄せる。
けれど“世話になる居心地の悪さ”に耐えきれず、今度は娘のいるシカゴを目指して旅に出ることに。
ところが成り行きで車を運転する羽目になり、そのまま大陸横断のロードムービーへ転がっていく。ユーモアとペーソスを抱えたまま、人生の終盤をもう一度走り直す物語。
【見どころ】
1️⃣ ハリーと猫トントの相棒感。言葉がなくても“寄り添う温度”が伝わってくる。
2️⃣ 笑えるのに、ふっと寂しい。小さな出来事の積み重ねが、人生の哀歓をじわっと浮かび上がらせる。
3️⃣ ロードムービーとしての気持ちよさ。出会いと別れがテンポ良く続き、旅がそのまま人生の整理になっていく。
4️⃣ アート・カーニーの存在感。大げさに泣かせず、肩の力が抜けた演技で“生きてきた顔”を見せるのが沁みる。
今回も長々とお付き合いありがとうございました!
尚、乱文についてはご容赦を!
↓ ↓ ↓





