三人の役どころと演技が見どころ!

原題:Three Billboards Outside Ebbing, Missouri
製作国:イギリス/2017年/G
上映時間:116分
ジャンル:人間模様
監督:マーティン・マクドナー
脚本:マーティン・マクドナー
出演:フランシス・マクドーマン,ウッディ・ハレルソン
私のおすすめ度:★★★★☆/4.0点

《作品解説》
2017年・第74回ベネチア国際映画祭で脚本賞、同年のトロント国際映画祭でも最高賞にあたる観客賞を受賞するなど各国で高い評価を獲得し、第90回アカデミー賞では主演女優賞、助演男優賞の2部門を受賞したドラマ。

娘のために孤独に奮闘する母親ミルドレッドをフランシス・マクドーマンドが熱演し、自身2度目のアカデミー主演女優賞を受賞。

警察署長役のウッディ・ハレルソンと差別主義者の警察官役のサム・ロックウェルがともにアカデミー助演男優賞候補となり、ロックウェルが受賞を果たした。監督は「セブン・サイコパス」「ヒットマンズ・レクイエム」のマーティン・マクドナー。(引用:映画.com)

《あらすじ》
アメリカのミズーリ州の田舎町を貫く道路サイドに並ぶ、3枚の広告看板。ここからがスタートです。その後、地元警察への批判メッセージが書かれていたんです。
とういうのも、7カ月前にやんちゃなミルドレッドの娘が、何者かに娘を殺されたんです。要は、何の進展もない捜査状況に腹を立てたミルドレッドが、警察署長にケンカを売ったという結果に・・・・。
署長を敬愛する部下や、町の人々から抗議を受けるも、一歩も引かないミルドレッド。町中が彼女を敵視するなか、次々と不穏な事件が起こり始め、事態は予想外の方向へと向かい始める・・・・・・。

《コメント》
この物語は、サスペンスとカテゴリー分けされてますが、私は人間模様の方が適してると感じます。それに憎まれ役の所長が、ガン患者という不意を突かれたシチュエーションも面白い展開になっています。

何より主人公ミルドレッド、所長のウッディ・ハレルソン、警察官のサム・ロックウェルのそれぞれの表情、演技が光ってる。

まあ、大胆な事をしでかす主人公でしたが、このおばはんの迫力が凄い!ちょっと行き過ぎた感はあるものの、娘がレイプされ焼き殺されたとなると怒りは爆発するだろう。

その憎しみと悲しみの表情が良い。それと対抗した憎しみでの彼女の言動と行動には、共感できます。また、全くらちのあかない、警察の態度には、「そりゃ、被害側にとっては苛立つよな!」ココが焦点です。

まあ、良くあることですし、日本も同じような事例は多くあるのでは。警察官役のサム・ロックウェルの態度、行いを観ていると誰もがそう感じるでしょう。

権力をかざして何でもやっちゃうところなどは、こいつアホかいなっってね。そんなやつでも最後は、自分を見つめ直し、正義を感じて真犯人を殺しに行く辺りで終了。もちょっと後が観たかった。

これは、是非ご覧下さい。彼らの言葉一つ一つには、何かを感じます。

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