原題:True Crime 製作国:アメリカ 製作年:1999年 上映時間:127分 ジャンル:サスペンス 私のおすすめ度:★★★☆☆/3.6点

作品紹介・コメント

 「許されざる者」のクリント・イーストウッドが製作・監督・主演を務め、アンドリュー・クラバンのサスペンス小説「真夜中の死線」を映画化。

カリフォルニアの地元紙に勤めるベテラン記者エベレットは、交通事故死した同僚の仕事を引き継ぎ、死刑執行を目前に控えた囚人ビーチャムの取材を行なうことに。 ビーチャムの無実を確信したエベレットは、刑が執行されるまでの残り少ない時間の中で真相を暴こうと奔走するが……。

2回目の観賞となりますが、ある程度の内容は分かっていても、久しぶりにイーストウッドの作品が、目にとまってしまったんです。

きっと冤罪だろう黒人の死刑執行までの半日を追っていくストーリー内容。そこには、プレイボーイの主人公イーストウッドが、真実を徐々に明かしていく展開なのです。  

しかし、よく考えると、12時間しか時間がないのに、前半はえらくゆったり進むんですな〜、これが。ベッドでいちゃついてる場合か!   

しかも、死刑執行と決まった中、冤罪を覆すのならば、かなり劇的な新証拠があり、裏の真相があるのかと思ったら、最後の最後で・・・。

「あらっ?思う終わりかよ!」   ちゃちな2時間ドラマレベルの安直な覆し方でしたね。良かったのか悪かったのか分からずに見入ってました。  

ちょっと、余計な内容が多かったような気がしますが、人種差別や冤罪などの社会問題が、丁寧に描かれて、まさにイーストウッドならでは。  

良かったといえば!これだけかな??

ダイアン・クラークの甘い声が漂うラストは最高でした。「Why Shoud I Care」はイーストウッドの作曲なので作品の是非はあるが許せそうです。

動画とあらすじ

 《ちょっと長めのあらすじ》
舞台は、北カリフォルニアのオークランド。地元新聞のヴェテラン記者スティーヴ・エヴェレット(クリント・イーストウッド)はかつては敏腕で鳴らしたが、最近は酒とデスクのボブ(デニス・リアリー)の妻にまで手を出す女グセの悪さのせいでスランプ続き。

彼は編集長アラン(ジェームズ・ウッズ)の命令で、サン・クエンティン刑務所で死刑執行が決まった死刑囚フランク(イザイア・ワシントン)の取材に赴く。 事件の担当で前夜エヴェレットと飲んだ後、不慮の事故で急死した同僚の女性記者ミシェルの代役に立てられたのだ。

フランクの事件を調査し直したエヴェレットは、現場の物的証拠と証人の証言に重大な誤りがあるのを発見するのだった。刑務所でフランクと面会したエヴェレットは無罪を確信する。

知り合いの地方検事セシリア(フランシス・フィッシャー)から現場に裁判には出席しなかった黒人少年がいることを知った彼は、アランたちを相手に土壇場で無罪を勝ち取りスクープをものにすると大見得を切るが、処刑の時間は迫るばかり。

彼はミシェルの自宅でファイルを調べ、少年の居所を突き止めるが、なんと彼はすでに死んでおた。だが、彼は死ぬ前に祖母のラッセル夫人に真相を告白しており、エヴェレットは彼女を連れ、死刑執行中止命令を出してもらうため、知事の元へ車で急行。

かくして、死刑執行完了寸前に命令が下り、フランクは無罪放免となり、エヴェレットは再起を果たすのだった。人種差別はやはり根強い。そんな映画でした。

作品データ

《キャスト》
出演:
クリント・イーストウッド
ジェームズ・ウッズ
デニス・リアリー
イザイア・ワシントン
ダイアン・ベノーラ
リサ・ゲイ・ハミルトン

《スタッフ》
監督:クリント・イーストウッド
原作:アンドリュー・クラバン
脚本:ラリー・グロス ポール・ブリックマン スティーブン・シフ
製作:クリント・イーストウッド リチャード・D・ザナック リリ・フィニー・ザナック

爺さん頑張ってます!
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